永野芽郁演じるヒロイン・森山(楡野)鈴愛の怒涛の半生を描く連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜夜8:00-8:15ほか、MHK総合ほか)で2日、離婚を切り出した鈴愛の夫・涼次(間宮祥太朗)の真意が明かされた。
「映画監督なんて特別なものになるには、普通の幸せの場所にいたらダメだと思う」と語る涼次に、視聴者からは「理解できる」「共感した」の声も上がり、鈴愛擁護の声との間で論争となっている。
第105回(8月1日放送)で、涼次は娘・花野(山崎莉里那)の5歳の誕生日に突然「別れてほしい」と切り出し、「退路は断ちたい」「生活は不安定になる。僕は定職につかない」「家族は、邪魔になる」と鈴愛を突き放した。離婚の理由ではなくただただ映画への熱意を語る涼次を、鈴愛は「意味わかんないんだけど」「目を覚ませ!」と受け止めることができないでいた。
その後も涼次は、叔母の光江(キムラ緑子)に土下座して「大納言を辞めさせてほしい」というばかり。あまりにかたくなな涼次の言動に、視聴後のファンから聞こえてくるのは「理解できない」「鈴愛がかわいそうすぎる」といった鈴愛擁護の声だった。
そんな中、2日放送の第106回では、衝撃の別れ話から数日後が描かれた。鈴愛が自宅で涼次の帰りを待つ一方で、頭に血が上った叔母の光江と麦(麻生祐未)は、涼次を連れ戻すため、涼次が身を寄せる映画監督・元住吉祥平(斎藤工)の事務所兼自宅に押し掛けた。
そこで涼次は改めて、離婚の真意を口にした。なぜ結婚したままで映画監督ができないのかという光江の問いかけに、涼次は「鈴愛ちゃんは愛しいし、カンちゃんはかわいすぎる。それで、自分がいっぱいになる。それで自分は終わる」と思いを吐露。
自分の場合は、と前置きしつつ「映画監督なんて、何万人の人があこがれて一人しかなれないような特別なものになるには、普通の幸せの場所にいたらダメだと思う」と言葉を重ねた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)