「ヒロアカ」佐倉綾音のお気に入りヒーローは?「最近の◯◯くんは好感度爆上げ!」

2018/08/04 07:00 配信

アニメ インタビュー

──お茶子は主人公・デクを意識し始めているように思えますが、佐倉さんはデクというキャラクターの印象はいかがですか? 


ファンも気になるデクとお茶子の関係性(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


”無個性”というところからここまで自分を高めていくパワーが、この小さな体と気弱な心のどこから生まれてくるんだろうと。やっぱりお茶子も私自身も、尊敬の念が強いなと思いますね。

──仮に現実世界にデクがいたら、佐倉さんは好きになると思いますか?


遠くから見ていたい…(笑)。近くにいるとちょっといろいろなことに巻き込まれそうなので(笑)。関わるというよりは、遠くから見て元気をもらいたいなあと。

──では、デクとお茶子は今後どういう関係性になると思いますか?


とりあえず私は、それぞれ己が達成しようとしていることを第一に考えて生きていってほしいと思います。二人がどうなるかというよりも、先にヒーローとしてやるべきことが二人にはあるような気がして。

──そんな中、8月中旬に放送の第56・57話では救助演習の模様が描かれ、その中でお茶子の心境に変化があるかと思います。その辺りではどう感じ、どのように演じられましたか?


デクだけでなくいろいろな人に感化され、お茶子が「私も頑張ろう!」となるところですね。お茶子自身、思うことがどんどん増えていって、この先ヒーロー間でもライバルが増えていきます。心情としては、そういった相手に対して揺さぶられないようにする負けない気持ちというものをアフレコでは意識して演じていました。

──アフレコは共演者の方々などどういった雰囲気ですか?


共演者とはクラスメートのような雰囲気(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会


もう本当に長いことやってきていますが、1期・2期・3期とあまり間を置くことなく臨めているのがありがたいです。スタジオに入ると教室の扉を開けたようにいつものメンバーがバッと座っていて、いつもの雰囲気でアフレコが始まって、それぞれが持ち寄った熱をぶつけ合って…というのが、スタジオが雄英高校の雰囲気そのままなので、やっぱりキャストの方々と会うと安心します。(※雄英高校…デクらの所属するヒーロー輩出の名門校)

バトルシーンの収録でも、その合間には結構平和に好きな食べ物の話などをして息抜きをしながら、本番ではおのおのがしっかり熱を放出するという、すごく血気盛んで良い現場だなと思っています。どこかで誰かしらがいつもしゃべっていて、クラスメートみたいな感じですね。

──登場キャラクターはいろいろな個性を持っていますが、佐倉さんが使いたいと思うキャラクターの”個性”は何ですか?またお茶子の”個性”は使いたいと思いますか?(※無重力[ゼログラビティ]:触れたものを無重力にする)


やっぱりリスクを考えるとお茶子の”個性”はあんまり欲しいとは思わないですね(笑)。一番は口田君の”個性”が平和でいいなと(※動物と意思疎通をして命令できる)。あんまり戦いたくないので、動物たちとしゃべれたらいいなって。

──口田君は虫嫌いですが、佐倉さんは虫は大丈夫ですか?


佐倉綾音が使いたいのは口田くんの”個性”!?


いや、私も虫はダメです…(笑)。でも、しゃべってコミュニケーションが取れたら意外と大丈夫だったりするのかなと思ったり。ただ、一方的に語りかけられるだけで会話ができるわけではないんですよね。

──では、口田君の”個性”を持ったらどの動物にどんなことを伝えたいですか?


何だろう…。あくまで”一方的に”なので、「生き延びて」とか「幸せになって」って伝えたいですかね。やっぱり生き物って不意に死んでしまうことが多い気がするんですよ。なので、そういった過酷な中で生きている小さきものたちには、「今、全力で幸せになって」って命令します。

──次に、もし佐倉さんが「ヒロアカ」の世界にいたら、ヒーロー側と敵(ヴィラン)側どちらに付きたいですか?


これは…敵(ヴィラン)って答える人っているんですかね?(笑) 結局、ヒーローも敵(ヴィラン)もおのおのが自分の考える正義の下に動いているので、その正義を達成するためや貫き通すためにはどちら側にいればいいのか、という問題だと思うんです。そう考えると、私は法律やルールは他人同士が寄り添いながら暮らしていく中である程度必要なものだと考えているので、ヒーロー側にいると思います。決めた規則にのっとりながらみんなで助け合いつつ、平和に暮らしていきたいですね。

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