映画監督・小栗旬に迫る! 映画「シュアリー・サムデイ」の撮影秘話とは?

2010/07/12 13:16 配信

芸能一般

小栗旬は、映画を撮りたいと思ったきっかけは6歳上の兄の影響だと語る

毎週水曜にNHK教育で放送中の「デジスタ・ティーンズ」に、7月17日(土)公開の映画「シュアリー・サムデイ」で初の映画監督を務める小栗旬が3週連続で出演することが分かった。

同番組は、アートやデザインを志す若者の作品を紹介するもので、番組内では第一線で活躍するトップクリエーターと共に作品制作をすることもある。今回、7月14日(水)から3週連続で“特任教授”として小栗が出演することが決定。収録では、小栗が映画「シュアリー・サムデイ」の撮影秘話や、アートの世界を志す若者に期待することなどを語った。

初監督作品「シュアリー・サムデイ」について、小栗は10代のころから構想を練っていたそうで、23歳のころには親交のある脚本家の武藤将吾の協力で、台本もすでにできていたという。小栗は「本当は、一昨年に撮ろうとしていたんですが、時間の都合がつかず、撮影の予定を一端キャンセルしたんですよ。そのときはスタッフさんたちに対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした」と当時を振り返った。実際に撮影を開始したのは昨年の7月、8月ころで「とにかく撮り始めてからは毎日迷っていました。自分の意見を押し通してもダメで、正解にたどりつけるのかどうか不安の日々を送っていました」と苦悩も明かした。

また、収録中に番組に応募してきた学生の作品を見て、その質の高さに「どんな人が作っているんだろう?と思うような作品ばかりですね」と興味津々の様子。「僕は美術系は本当に苦手で、何か作品を作りたいときは得意な人にお願いしていますね(笑)。高校のときから仲間と協力して1つの作品を作ったっていうことがすごいですね。僕は当時から芝居をやりたかったんですが、“芝居をやりたい”って言っても誰も付き合ってくれませんでしたからね(笑)」と学生たちの力を賞賛した。

収録後には、「若いクリエーターのすばらしい才能に刺激を受けました」とコメントし、今後については「映画監督という仕事ももちろんまたやりたいですが、今度は脚本に挑戦したい気持ちもあるんです。俳優としては、本当にいろんな役柄をやらせていただいたんで、次は本当に何の色もない“普通の大学生”を演じてみたいですね」と意気込みを語った。