8月21日(土)から公開される映画「ハナミズキ」の完成披露舞台あいさつが8日、都内で行われ、出演する新垣結衣、生田斗真、向井理、薬師丸ひろ子と、土井裕泰監督が登壇した。
本作は、一青窈の同名大ヒットソングをモチーフにした純愛映画。海外で働くことを夢見る北海道の高校生・紗枝(新垣)と、漁師の仕事をしながら水産高校に通う青年・康平(生田)の10年間にわたる恋を描く。
新垣は、英語で長いスピーチをするというシーンについて「プライベートでも英語に触れる機会がなかったので、ゼロから入念に練習して挑みました」と苦労を語った。また、生田との共演について聞かれ、「斗真くんはコミュニケーションを取る場所や空気を作ってくれたので、その空気感が紗枝と康平の間で出てるのではないかと思います」と生田の気遣いへの感謝の気持ちを明かした。
漁師という設定上、早朝からのロケで朝と夜が逆転する撮影をこなしたという生田は、「僕は北海道出身で、おじいちゃんが船乗りだったこともあり、個人的に思い入れの深い作品となりました」と感慨深げ。また、新垣について「しんが強くて、肝の据わった女優さんです」と語ると、新垣は「据わってないですよ(笑)」とはにかんだ。さらに新垣は、向井からも「僕が演じたキャラクター上、わりとちょっかいを出したりしましたが、全然ぶれなくて悔しい思いをしました(笑)」と告白され、おっとりとした印象とは違うしっかりとした一面が明かされた。
「ハナミズキ」の歌詞の「君と好きな人が百年続きますように」というフレーズにかけて、「恋が100年続くために必要なことは?」という質問に対し、新垣は「二人にとって人生で一番大事な時期を過ごすことで、お互いが特別なものになっていくのかなと。そういう出会いは恋人だけではなく、家族であったりもするし、必ず誰しもが持ってる運命なんだろうなと思います」と熱く語ると、生田も「愛ですね。今の恋愛の形って毎日会わなきゃいけないとか、そういうところでつながってるけど、『ハナミズキ』では離れていても、相手を思う気持ちでつながっているので、すごくキュンとしたり、切ない気持ちになれるのではないかと思います」と作品をPRした。
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