テレビ朝日系で放送中のドラマ「新警視庁捜査一課9係」に、穂のかが新人作家役でドラマに初出演することが分かった。すべての撮影を終えた穂のかに、単独インタビューを行った。
同作は、さまざまな凶悪犯罪に立ち向かう警視庁刑事部捜査一課・9係のメンバーの姿を描いた第5弾。ある出版社の書庫で、新人作家・あかり(穂のか)が、首をつって死んでいるベテラン作家・真理(木野花)の死体を発見する。加納(渡瀬恒彦)らは、真理の首には、2つのロープの跡があったことから、他殺と断定し捜査を開始。そんな中、出版社主催の新人賞の選考委員を担当した真理が、あかりの作品を酷評していたことがわかる。加納らは、詳しい事情を聞くために、あかりのもとへ向かう。
―――今回が、ドラマ初挑戦ということでしたが、どうでしたか?
初めてのテレビドラマで、現場がどんな風なのか想像がつかなかったんで、緊張はしていましたがすごく楽しみでした。
―――不安はありました?
はい。ありました。経験がない未知の世界だったんで。でも、衣装合わせの時に、吉田啓一郎監督とお会いして、ハッキリものをおっしゃる方で、第一印象で、「この人、好きだ!」と思ったので、安心して初日を迎えることができました。
―――以前に舞台にも挑戦されていたので、心配はなかったと思いますが、せりふの覚えはいい方ですか?
そうですね、どっちかっていうと早く頭に入る方です。今回は、久しぶりの映像(の仕事)だったから、家で何回かシミュレーションしてました(笑)。でも、新鮮味が欠けると嫌なので、早くから完璧に覚えるのではなく、流し読みを何回かして撮影前日にキッチリ覚えて…。それでも、スタートが掛かると、「あれ? なんだったっけ?」ってことは、まだ時々あります。
―――演じたあかりってどんな女性でした?
過去に影みたいなものがあって、でも、ポジティブな考え方もできて…共感できましたね。お話を読んだ時に、わかりやすかったです。でも、舞台の台本と違って…1時間という中で、役を自分の中で膨らますっていうのは、難しかったです。どこまで、自分の想像で作ってよくて、どこまで台本の中の範囲で演じるかっていうのが本当に難しかったです。
―――あかりが死体を発見するシーンは、経験がないだけに難しかったのでは?
今までないけど、きっとそういう場面に出くわしたら、きっとこうなるだろうなって思いながらやりました。話はちょっとそれちゃうんですけど、わたしが女優という職業をやっていて、一番素敵だなって思うのは、普通の人って生きている自分の人生しか生きられないじゃないですか。でも、役者さんだと役を演じることでいろんな人生を生きられるってことです。実際には、死んだり、人を殺したりとか経験できないじゃないですか。それこそ、取り調べられたりとかもないから、すごくうれしかったです(笑)。
―――警視庁捜査一課9係刑事・浅輪直樹を演じる井ノ原快彦さんとはお話しましたか?
めちゃくちゃいい人ですね。いい人って生まれつきなんだなって思いました。向こうから、コミニュケーションも取ってくださるし、メインのキャストの方が固まってお弁当を食べるときに、わたしに「こっちで食べなよ」って声をかけてくださって。ちょ〜泣きそうになって…。この仕事を長く続けて後輩とかできたら、わたしもこんな先輩になりたいなって思いました。出演されている方、みなさん優しい人で、すごく現場の雰囲気も良かったですし、1話だけのゲストで悲しかった。もっと一緒にいたいと思いました。
―――自身がご出演された話数の犯人は、台本を読んで誰かわかりました?
わたし、そういうの全然無理なんです。東野圭吾さんの推理小説なんかも、一時期、はまって読みあさっていたんですけど、どっちかって言うと、だまされたくて読んでいるのもあったりして…あんまり当てる気はないです。だまされたい派(笑)。それが楽しくて。最期に「ワー!」って言いたい。
―――では、みどころをお願いします。
純粋にお話が面白いし、わたしもだまされたので、やっぱり見ている方もだまされて欲しい。でも、最後はじんわりくるっていうか。とにかく純粋にお話を楽しんでいただきたいです。
―――話は変わりますが、尊敬される女優さんはいらっしゃいますか?
女優になりたいと思ったきっかけが、蒼井優さんの演技を見てだったので、蒼井優さんは別格です(笑)。あと、安藤サクラさんも、メチャメチャ尊敬している若い女優さんですね。
―――いつか、尊敬するお二人と共演する可能性もありますよね?
それまでに、いかに自分をスキルアップできるかですよね〜。頑張らないと!
―――では、今後演じてみたい役柄はありますか?
感情をもっとむき出しにしたいです。今まで、結構、大人しめな役が多かったんで。喜怒哀楽がもっと激しいのをやりたいなぁ。大声出したり、暴れたり(笑)。恋愛ものもいいですねー!
―――婦人警官の衣装とか似合いそうですよね?
ホントですか!? それうれしい! じゃ、次は取り締まる側で(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)