超特急の7号車・タカシ「僕たちのライブが、8号車のみんなの発散の場になればいいなと思う」

2018/08/08 12:50 配信

芸能一般

【写真を見る】白い花と一緒に撮影したタカシ撮影=諸井純二


とことん相談したり、弱音を吐いたりした方がいいと思う


――先日のアリーナ公演では約3時間を歌い切るなど、ボーカリストとしてよりパワーアップした姿を見せてくれたタカシくん。そんな超特急のライブを観て、元気や勇気をもらっている8号車(ファンの総称)の方も多いと思います。それでもときには挫けそうになってしまうこともあると思うのですが、そんな方々に向けてタカシくんだったらどんな言葉で勇気づけてあげますか?

タカシ:何だろうなぁ……まず自分の話をすると、僕は結構人に言わないタイプなんですね。何か相談したいことがあっても誰にも言わなくて、最終的にそれが大きくなって(身近な人に)見透かされるっていうことがすごく多くて。で、そんな僕みたいになっちゃいけないと思うんですよ。

――そう思うのはどうしてですか?

タカシ:そういう悩みみたいなものって、溜め込められる人と溜め込められない人がいると思うんです。仮に溜め込められるタイプだとしても、自分の中に溜め込んで気持ちいいことなんて、一つもない。ずっと溜まっていくんですから、風船と同じで、いつか割れる日が来ると思うんです。どれだけメンタルが強い人でも、人間だから傷つくんです。だから、自分とは真逆のことを言いますけど、すごく人に頼った方がいいと思います。とことん相談したり、弱音を吐いたりした方がいいと思う。

――タカシくんは今も溜め込んじゃうタイプなんですか?

タカシ:最近は極力溜め込まないようにしてます。人に言わないようにしてたときって、(言うことで)他人に迷惑をかけたくないっていう気持ちがあったんですけど、実は、ただ単に言うのが怖いとか、言ったことで起こることに対する心配だったと思うんですよね。迷惑をかけたくないっていうのは表向きで、実は何かから逃げてたっていう。これ、それこそ頼れる人から言われて、そうか!って気づけたんですよ。

――人に言えるようになったことで少しラクになった?

タカシ:めちゃくちゃなりました。それまで溜め込んでいたものが全部流れたので。だからこそ、僕たちのライブが、来てくださる8号車のみんなの発散の場になればいいなと思うんですよね。その気持ちは2018年に入って、より強くなってきました。もしかしたら、8号車のみんなの中には、超特急大丈夫かな?って心配してくれる人もいるかもしれないんですけど、それよりも楽しませたいし、すげぇ!って思ってもらいたい。なので、もし元気のない人がいたら、ぜひ超特急のライブに来てもらいたいなと思います。

取材・文=片貝久美子

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