今をときめく若手俳優らが、2人1組となって世界各地を旅するドキュメンタリーシリーズ「俺旅。」(テレビ神奈川ほか)。2015年1月の「シーズン1」スタート時には、村井良大×佐藤貴史がニューヨーク・ブロードウェイへ。松田凌×畠山遼が台湾へと向かい、その後も数多くの俳優らが香港やインドネシア、タイ、ベトナムなどを訪れ、舞台やテレビでは見ることの出来ない“オフの顔”を披露してきた。
そして2019年1月には、最新作となる「俺旅。シーズン5」の放送が決定。ミュージカル「刀剣乱舞」で共演し、プライベートでも仲が良いという黒羽麻璃央と、崎山つばさが韓国・ソウルへと向かい、テコンドーや韓国美容などを体験する内容となっている。
その黒羽麻璃央と崎山つばさは「俺旅。シーズン4」(2018年)にも出演しており、ハワイの名所や最新スポットをめぐる2人旅を満喫した。本番組がホームドラマチャンネルにて放送されるのを前に、黒羽と崎山それぞれに旅の思い出や、“現在地に立つ”2人の心境について聞いた。
「俺旅。シーズン4」ではハワイを訪れましたが、一番印象深かった場所を教えてください。
崎山「僕にとってハワイは初めて訪れる場所だったんですけど、元々“ハワイ=ダイヤモンド・ヘッド”というイメージを持っていたこともあって、行く前から絶対にその場所へは登りたいと思っていました。それで実際に登ってみたら、一番上から見た景色がきれいで…なんて言うんでしょう。“きれい”という言葉を超越して、解放感に包まれたんです。世界はこんなに広いんだって、自分はちっぽけなんだなって思える場所でしたね」
黒羽「僕は初日に行った名門イルカ大学かな。日本に居ても海へ行くことがあまり無かったですし、行ったとしても潜ることは無くて、海の中で泳ぐということがすごく新鮮だったんです。海の奥に入っていくという感覚もですけど、カメやハワイの魚たちと一緒に泳いだことが一番忘れられないですね。生きてるなー!って思えた(笑)」
番組を拝見していると、黒羽さんの方が少しお兄さんっぽい感じを受けました。
黒羽&崎山「「あははっ!(笑)」」
黒羽「それはカメラの前だからですよ(笑)」
崎山「黒羽くんが進行役だった分、僕は自由にやらせてもらえましたしね(笑)。僕は末っ子なので、末っ子気質は確かにあるかもしれないですけど、黒羽くんに対してそれが出ていることはない、かな…?」
黒羽「甘えというか、リラックスしているんじゃない?僕たちは状況に応じて、逆転して僕が世話を焼く時もあれば、ちゃんと年相応の…崎山くんがお兄さん感を出してくれる時もありますよ(笑)」
黒羽さんは「第23回JUNON SUPERBOY CONTEST」準グランプリを獲得。崎山さんは学生時代から読者モデルなどをこなされて、映画やドラマなどへの出演機会も多いと思います。一方でミュージカル「刀剣乱舞」をはじめとする、2.5次元舞台での活躍も目覚ましく、そういう状況にいまご自身がいらっしゃることを率直にどう感じていらっしゃいますか?
崎山「そうですね…僕はこの業界に入って生きていくということを、目標としてずっと持っていましたし、たくさんの作品に出たいなということも考えながら、ここまでやってきました。単純に、ドラマや映画を観て、元気をもらっている人もいるとは思いますけど、2.5次元の世界だとイベントを開いて直接ファンの方にお会いして、お互いの近況や思っていることを話すことができるんです。それってすごく素敵なことで、僕もファンの方からのお手紙やブログコメントに背中を押してもらったり、元気をもらったりしている部分があって。なんというか2.5次元って心の距離が近いんですよね。それは体験するまで全く知らなかった。想像すらしていなかった世界なので、知れたことは僕にとってすごく大きなことになりましたし、これからもそれは続けていきたいですね」
黒羽「僕はデビューして、その時に思い描いた最初の人生設計では今の年齢…25歳くらいには“月9”に出ている予定だったんですよ。それは素人だった時の考えでしたし、やっぱりそんなに甘い世界ではないですから。でも今の環境は恵まれているな、と思いますね。僕のように、2.5次元の舞台をメインに活動する同年代の役者が多いと思うんです。それはドラマや映画の世界では見られない、大きな違いかもしれませんね。その代わり良い意味でも悪い意味でも、やっぱりどんどん新しい子達が出てくる。僕らもうかうかしていたら本当にもう一瞬で喰われちゃう世界なので、今のうちにたくさんのことにジャブを打って、自分の武器はこれだって思えるものに出会えたら良いですね」
最後に、番組の見どころと読者に向けてメッセージをお願いします。
崎山「『俺旅。シーズン4』では、僕たちがハワイをこれでもかっていうぐらい満喫して、最先端の場所などを紹介しています。僕にとっては初ハワイでしたが、純粋に皆さんにも行ってほしい!と思える地なので、この番組をご覧頂いたあとはぜひ遊びに行ってほしいなと思います」
黒羽「それから遊びに行った時には、聖地巡礼もしてほしいですね。僕らが訪れた場所にメッセージも残してあるので、僕らと同じような行程で名門イルカ大学やダイヤモンド・ヘッドなどを訪れてもらって、ハワイの空気を一緒に感じてもらえたらうれしいです!」
文=椋鳥 スタイリング=OBU- ヘアメイク=横山裕司・Ayane(Lomalia)
衣装=detour-yorimichi-
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