――人生に悩みですか。
頑張っていたらなんとかなるって思って頑張っているんですけど、これっていつまで続くんだろうかとふと思ったりして。だからといって、頑張りを止めた時が一番不安で。どうやって頑張るモチベーションを保てばいいのかっていう悩みを祓ってほしいです。頑張るに取り憑かれてるんですよね、僕。とにかく頑張ればいいと。
――世間から見ると、ヒーロー役を演じたり、モデルとしても活躍されたりと、藤田さんは憧れの存在でそんな悩みとは無縁かと思っていましたが、苦労されているんですね。
とにかく頑張らなきゃ不安というのが、自分の今の性格で。
――では、晴らしたい無念は何かありますか。
いっぱいありますね。うーん。後悔があってこその今があるんですけど。小学校受験、中学校受験、そして中高一貫校で大学受験とやってきて、今まで受験に一回も成功したことがないというか、第一希望に受かったことがなくて。その理由を考えた時に、毎回最後の頑張りが足りなかったんです。最後の最後、まあいいやって思っちゃうんですよ。それを晴らしたいですね。まあいいやと思うなって。
――それもあって今頑張るに取り憑かれているのでしょうか?
そうかもしれないです。受験の時は、素直に頑張れなかった自分がいたりして。でも、(役者として活動する)今は好きなことだから頑張ることができています。
――今後どんな活動をしていきたいですか?
僕は求めてくださればなんでもやりたいので、どんなことも挑戦していきたいです。やっぱり芝居が一番好きなので、芝居中心の生活をしていきたいです。
――役者の仕事のどこに魅力を感じているからですか?
もともと僕、人に全く興味がなかったんですよ。20歳過ぎくらいまで。数字とかリアルに見えるものしか興味がなくて、嫌なヤツだったんですけど(笑)。でも、役者を始めてから人を観察したりとか、人と話したりするのが好きになって。関わっていくうちにいろんなタイプの人がいて、いろんな考え方があるというのを知って。その役を知ること、その人を知ることから、いつも芝居が始まるので。だからいろんな人を知ることでそれを役に生かすことも好きになりました。
――俳優という仕事を通して、人としても成長できたということですか?
そうだと思います。
――ありがとうございました。最後に俳優としての目標を教えてください。
目標の俳優は、賀来賢人さん。賀来さんのような、どんな役でも演じこなせる役者を目指しています。あと、作品にたくさん出て、一人でも多くの人に、藤田富、知ってるよ!って言われるようになりたいですね。
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