続いて、宇多丸がDJを務めるラジオ番組のテーマ曲でもある「After 6」へ。ここまでの曲とは異なるアーバンなサウンドで酔わせた後、宇多丸は「パーティーピーポー楽しんでますか~?後ろの明るいとこだけ言ってみなSay ho~!」と、ステージの外でライブを楽しむ観客に呼びかける。
だが、日に当たっている彼らに「俺たちは!負け組だ!」とコール&レスポンスを要求し、MUMMY-Dが「せっかく声出してくれたのに…」とフォローに回る場面も。
だが、宇多丸はそれに構わず「そういうジャンルとか年齢とか超えて、点と点が面となるのがフェスだと思います!」と、自身のフェス論を語り出す。
MUMMY-Dは「いつも裏番組のことばっかネタにして…」と、何かと他のステージをイジりたがる宇多丸をたしなめるも、宇多丸は「これがサザンの裏だったらもう…」とやる気満々。自称「BUZZ STAGEの主」としての矜持をのぞかせた。
そして「(次に控える)アンジュルムまで温存したいのも百も承知だが、GRASS STAGEのライブが始まってしまうから、それに負けないように盛り上げていきましょう!最後に、ウンザリするほど飛んでもらいます!」と煽りつつ、ラストは「サマー・アンセム」。
CRAZY KEN BAND・小野瀬雅生のサーフロック的なギターをフィーチャーしたトラックに乗せて、「俺たちから夏は奪えないぜ」と歌うこの曲は、このステージに集まった観客たちの思いを代弁するかのよう。当然大盛り上がりの内にライブは終了した。
ライブを終えて、宇多丸は「この後、BUZZ STAGEを湧かせてくれるのはアンジュルム。そう、俺たちもまさに大器晩成!」と、彼女たちの鉄板曲を引き合いにエールを。
MUMMY-Dは「みんな暑い中最後まで見てくれてありがとう!」と観客への感謝を口にしつつ、「これ、二日酔いで作った傷(笑)」とおもむろに足の傷を見せながらステージを後にした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)