――(笑)。お互いの句の特徴は分かりますか?
櫻井:星来ちゃんは、素直でシンプルな句だから分かりやすいんです。
上西:派手さがないんです(笑)。いさき(櫻井の愛称)の句は丸みを帯びた感じというか、表現が女の子っぽい言葉遣いが多いですね。
――俳句を学ぶ番組なのに、ジャージで授業を受けている姿が面白いですね。
櫻井:“体育会系”俳句講座なので(笑)。
上西:動きやすいから、吟行の時はすごく楽です。
櫻井:虫や花を見る時にしゃがんだりするから、ちょうどいいですね。ただ、あまり似合ってないなと思っていて…。
――えっ、そうなんですか?
櫻井:この間、オフショットをマネジャーさんに撮ってもらったんですけど、何か弱々しく見えるんです。
上西:番組内では、元気に吟行しながら俳句を作っていますっていう感じで頑張っているんですけどね…。写真だと、それが全然伝わらない(笑)。
櫻井:たぶん、骨格のせいなのかなと思っています(笑)。
――お二人は、どんなふうに俳句を作っているんですか?
櫻井:ふとした時に「これ、俳句で書けそう」と思ったら、すぐにメモをして後で組み立てていきます。
上西:たまに、街を歩いている時や俳句を書くためにどこかへ行った時にパッと浮かんだものをメモしたりしますけど、8割ぐらいはおウチかカフェで考えています。
季語帳を最初のページから見ていって、どの季語を詠んだら自分の中で思いつく絵があるかなって探すことが多いですね。
櫻井:私は、おウチで集中しながら詠むやり方は向いていないみたいです。
俳句のことを考え過ぎて車酔いみたいになってしまったことがありました(笑)。自分が目にした風景から感じ取ったことを文章にして、そこから“五・七・五”に当てはめて作っていきます。
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