――作品を拝見して、純平は今どきの若者ではない感じがしたのですが、純平の魅力は何でしょうか?
野村:今には珍しい男ですね。この「純平、考え直せ」というタイトルが、ずっと僕の中で「周平、考え直せ」みたいになっていて(苦笑)。ずっと「考え直さなきゃいけないのかな?」という感覚になり、なんだか他人事とは思えないです(笑)。僕は純平ほど男らしくないし、人のために死に行くとかはできないですけど、すごく男らしい役ができてよかったです。純平みたいな男らしい人が、世の中にもう少し増えてもいいんじゃないかなと思いました。
柳:ハマり役でしたよね。こう我が道を行く感じは今の若い人にあまりないですし、そういった意味では純平は無邪気さと男らしさと自分を兼ね備えている感じがすごく魅力的だなと思っていて、そういうところは野村さんも持っていらっしゃってあまり役とのギャップを感じなかったです。
野村:そう言われれば、あまり変えていなかったかもしれない…。監督にも特に言われなかったので。
柳:多分、見た人みんなが純平を好きになってしまうと思いますね。普通じゃないところが魅力的です。貫くみたいなところが格好いいですし、刹那に生きている人ってなかなか今の人にない魅力だと思うし。
――そういう、貫く純平はいかがですか?
野村:純平は好きだからこそ貫いているのですが、僕自身も好きなことに関しては誰に何を言われようと曲げないところはあるので、そこは似ているかなと思いました。
柳:アドリブも格好よかったですよね!
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