子どもたちの科学に対する質問に、専門家の先生たちが答える「夏休み子ども科学電話相談」(8月23日[木]~8月31日[金]、NHKラジオ第1)。
NHKラジオで35年目を迎えた同番組では、子どもたちの自由過ぎる疑問に大人たちは本気で向き合い、分かりやすく解説する。
そんな姿と、番組内で生み出される名言&迷言が多くの人々の反響を呼び、幅広い世代から支持を集めている。
この番組がどのように作られているのか、その裏側を探るためチーフプロデューサーの大野克郎氏とチーフディレクターの柴文彦氏にインタビューを行い、番組収録に密着した。
収録密着を行ったのは、7月31日の放送。同放送回には、「昆虫」を担当する久留飛克明先生、「動物」の小菅正夫先生が、そして「鳥」の川上和人先生と「恐竜」の小林快次先生が登場。司会を山田敦子アナウンサーが務めていた。
放送が始まる前にもニコニコと楽しげな4人の先生たち。
「飼っているカブトムシの足が取れちゃったんだけど、治せますか?」という質問に対して、久留飛先生は優しく語り掛ける。子どもの持つ純粋な優しさに、先生は真正面から向き合い、「治せませんけど、これからも仲良くしてあげてね」とメッセージを送った。
さらに、子どもが「恐竜の肉はおいしいんですか?」という質問を投げかけると小林先生は「高度な考え方ですね!」と興奮。
ほかの先生たちも加勢し、「こんな鳥はこんな味がする」「これは面白い話題だ」と子どもが電話を切った後も盛り上がり、終始議論をしていた。
放送中も、ラジオブースには子どもたちからの電話がひっきりなしにかかってくる。
大野チーフプロデューサーいわく、質問の応募件数は「取れなかった電話の件数だけでも1500件以上になるので、全部を合わせたら2000件以上になります」とのこと。
そんな中からどのように質問を選んでいるのか聞いた。
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