アニメーション映画「時をかける少女」(2006年)や「サマーウォーズ」(2009年)を手掛けた細田守監督の最新作で、動員180万人(8月16日現在)を突破した「未来のミライ」が、第66回サン・セバスティアン国際映画祭の「パールズ部門」に選出された。
サン・セバスティアン国際映画祭はスペイン最大の映画祭で、カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と並ぶ重要な映画祭として位置付けられている。今回「未来のミライ」が選出された「パールズ部門」とは、過去1年以内に他の国際映画祭で上映され、賞や高い評価を得た作品のうち、スペインで公開されていない作品を対象としたもの。日本のアニメーション映画としては、宮崎駿監督が手掛けた「風立ちぬ」(2013年)、高畑勲監督による「かぐや姫の物語」(2014年)に次ぐ選出となった。
これを受け、細田監督は「伝統あるサン・セバスティアン国際映画祭パールズ部門に、敬愛するアルフォンソ・キュアロン監督やジャ・ジャンクー監督等と共に、この『未来のミライ』を選んでいただいたことを、とても光栄に思います」とコメントし、喜びを表している。
なお、同部門は「観客賞」の対象となっており、受賞結果は9月29日(現地日時)に発表される。
甘えん坊のくんちゃん(4歳)のもとに、生まれたばかりの妹がやってくる。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃんだが、ある時、自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、未来からやってきた妹・ミライちゃんと出会う。
ミライちゃんに導かれ、時を越えた家族の物語へと旅立つくんちゃん。それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりだった。
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