小林との共演については「薫さんとは息子役をやったりと常に子供扱いされるような役が多く、胸をお借りしていればよかったので、それも心地よかったです。そんな薫さんから、『僕は自分の役に対してこういうふうに思っているんだ、こういう気持ちなんだ』という独白を聞いたことがなかったんですね。
今日は、それを急にお話してくださったんです。薫さんとの長いお付き合いの中で、こういう話ができる関係にまでたどり着けたんだとうれしく思いました。本番前にずるいなぁって(笑)」と笑顔を見せた。
また、本作を通して感じたことについては「僕たちも彼らを通して感じさせられたことがあって、大きな企業の世直しのような感じになっていますが、自分たちにも置き換えられることがたくさんあって。
何よりも、ゴールデンイーグルという異名を鷲津は与えられていますけど、僕は今回最後の最後までゴールデンイーグルではなく、ハゲタカとして生きようとしたんだなということが分かりました」と鷲津への思いを明かす。
最後に、「テレビ朝日の木曜9時枠という大変勢いのある枠で、鷲津として生きられたことは役者として誇りに思いますし、あらためて自分の血や肉を形成された感じがします。
ラストの鷲津は、まさに“日本VS”という感じだった気がしています。ドラマというエンターテインメントを通して、一人でも多くの人に信念や心を配ることができることを体感しましたし、そのことを教えてもらえました」と充実した表情で撮影を振り返った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)