――演じられる津曲雅彦の印象をお聞かせください。
撮影前にスタッフの方と話をした時に、「バブリーな時代を駆け抜けた小悪党というか、でも最後の最後まで裏切ることのできないやつ」と聞いていて。いろいろイメージをしていたんですけど、そんなに悪いやつじゃないと思います。人間だから魔が差しちゃうけど、でも情に弱いというか。
――ご自身と重ね合わせていかがですか?
僕もテレビに出始めたころは、業界用語とか使いたくて使っていましたけど(笑)。でもなんか芸人っぽくなっちゃうと(作品に対して)邪魔しちゃうかなって思うので、折り合い付けながら演じています。
――永野さんと共演していかがですか?
永野芽郁ちゃんと共演している感じじゃないんですよね、今朝も(OAを)見てきているし。なんか複雑な心境ですよ。ものすごい長いせりふをバシっと決めるし、本番になったらスッと鈴愛ちゃんになって、ほんとに尊敬しています。
――北川さんが有田さんの役について、“終盤のキーパーソン”っておっしゃっていましたけど、プレッシャーってありましたか?
マネジャーに話していたんですけど、俺キーパーソンかな?って(笑)。確かに鈴愛ちゃんの人生のサポートにはなると思いますが、ドラマの展開を左右させるような人ではないですよね。そんなおこがましいです。
――既にチームワークのできている現場に、途中から入っていかれたと思いますがいかがですか?
(OAで)見ていた中に入っていったので、すごく緊張しながらでした。(撮影現場は)出来上がっているだろうから、入りにくいかなって思ったんですけど、でも皆さん温かく受け入れてくださって。皆さんといろんなこと話しました。撮影が終わっても話していたくらいで、どっちがメインか分からないですよね(笑)。それぐらい仲良くなれました。
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