NHK教育で7月26日(月)〜28日(水)の3夜にわたり、夏の特別企画の福祉番組「ハートネットTV」を放送する。第1夜目の26日は、響の二人が重度身体障害者の生活を“疑似体験”した様子を紹介。そのスタジオ収録が7月16日、NHK放送センターで行われ、収録後の記者会見に響、矢口真里、IKKOが登場した。
事前のロケで、実際に障害者が一人暮らしの練習をする部屋で響の二人が共同生活を送り、スタジオではその映像を基に矢口らがトークを展開するという内容。長友光弘が首から下が全く動かない重度身体障害者の役で、小林優介がヘルパー役として数日間過ごすという設定で、谷口氏によると、体重が120kg以上ある長友を介護するには、ヘルパーが3人必要で、日常の単純な移動や、入浴時などのサポートだけでも相当な負担になるという。
番組プロデューサーの桑野氏は、「NHKの福祉ポータルサイト『ハートネット』で一日10〜20通のメールが届くんですが、その内容を読むと、いま本当に多くの人が“生きづらさ”を感じているということが伝わってきます。狭くて限られたように思える福祉という領域ですが、今回は明るい番組にして多くの人に関心を持ってもらいたい」とコメント。
ロケを振り返って、長友は「相方を怒らせてはいけないと気を遣うことも多々ありました。また、小林さんは料理の段取りが悪いですね(笑)。ただ、何気に優しい部分とかもあるんだなと思いました。ちゃんと愛情を持って僕に接しているんだな」と語る。一方、小林も「これほど心をひとつにしたことはない」と、コンビのきずなが深まった様子。また、実際に車イスの生活を経験した長友は「車イスに乗って、初日、2日目、3日目と感情が変わってくる様子も見ていただければ、乗ったことのない方でも、こういう感じで人間って心が変わっていくんだということがわかると思います。見ていただけると嬉しいです」と番組をPRした。
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