――今回は「40代の女性」がテーマとなっています。
春野さんも湖月さんのそうですが、自分たちに重ねられるような内容で、湖月さんは独身で、春野さんはお子さんを育てていらっしゃって、同じ40代でもそれぞれの人生がある。きっと30代でも20代でも、もちろん40代でも、それぞれ環境によって違う生活を送っていると思うんですよね。
そういうみんなが離れてしまい、違う人生を歩んでいるけど、みんなで久しぶりに集まると当時のことを話せたりとか、刺激を受け合えたりという内容がいいなと思って、今回はそういうお話にしました。ある意味、友情物語ですね。
――観月さんが演じる柊亜里(アリ)は、20代のころはアイドルで現在は40代という設定。ご自身に近い役は演じやすいですか?
う~ん、そうですね。等身大の役の方がいろいろ考えずに、その時の勢いとかノリでパッとできたりもするので、やりやすいと言えるかもしれないですね。
――湖月さん、春野さんとの共演というのも興味深いです。
もちろん40代の女性のお話ということもありますが、「座・ALISA」はお芝居も歌もダンスもあるし、エンターテイナーでなくてはいけないと考えると、元タカラジェンヌのお二人はやはりスキルが高いですよね。歌もお芝居も踊りもできる、とてもやりやすいなって思いました。
リーディングは、自分の25周年のコンサートの時から短いコーナーでやり始めたんですけど、その時に湖月さんには出ていただいたんです。春野さんは(共演は)初めてになりますが、今回この3人でできるということで、いいものができるなって思っています。
みんな大きくて身長のバランスもいいですよね。女性3人の舞台なので、それぞれの個性が発揮できるステージになっていければいいなって。お二人に出ていただけるということは、本当にありがたいです。
――お二人と共演することで、観月さんの違った一面も見られそうですね。
いくつになっても学ぶことは多くて、すごく刺激を受けています。お芝居も歌もそうですけど、やっぱり宝塚の方々は、私とちょっと違うアプローチでやられるんですね。そういう手法と言いますか、技術もそうですし、自分の芸にもこういうところを取り入れてもいいなって思ったりとか、とても勉強させていただいています。
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