7月31日(土)から公開される映画「昆虫物語みつばちハッチ 勇気のメロディ」の完成披露チャリティー親子試写会が7月20日、都内で行われ、声優を務めたアヤカ・ウィルソン、板東英二、臼田あさ美、中村獅童と、総合プロデュースを務めた小山薫堂、監督のアミノテツロが登壇した。
同作は、'70年から放送されたTVアニメ「昆虫物語 みなしごハッチ」の初の劇場版。生き別れになった母親を捜す旅に出たミツバチの子・ハッチ(声・齋藤彩夏)が、旅の途中でさまざまな出会いと別れを繰り返しながら成長していく姿を描いた感動作だ。また本作には、TV版にも登場しなかった人間の少女が初登場。ハッチと人間の少女・アミィ(声・アヤカ・ウィルソン)との交流が描かれる。
虫と話ができる人間の少女・アミィ役を演じたアヤカ・ウィルソンは「ワクワクドキドキして感動できる話。虫が苦手なお友達も、この映画を見て、虫を大好きになってもらえたらうれしいです」と呼び掛けた。また自身の役どころについて「アミィは虫と話ができる子。虫としゃべれるってどんなことなんだろう、とか、虫は人間をどういうふうに思っているのかなと考えた」と撮影の苦労を語った。
今回、声優に初挑戦し、テントウムシのピコ役を演じた臼田は「せりふを言っていると、どうしても動きたくなってしまって、何度もマイクにぶつかってしまいました(笑)」と、かわいらしいエピソードを照れながら明かした。
心優しいコガネムシのおじさん・コガネナシ役を演じた板東は「わたしには孫が2人いるのですが、これがまた本当にかわいくて。映画は孫と見にいきます。孫が喜んでくれたら、それでいい」と、顔をほころばせた。
荒くれ者のカマキリ・カマキチ役を演じた中村は「子供のころから、『みなしごハッチ』が大好きだったので、この作品に参加させてもらえることが楽しみで、3時間半前から現場に行って、監督の厳しい指導を受けて、泣きながらやらせてもらいました(笑)」と冗談交じりに本作への思いを語った。
総合プロデューサーであり、共同で脚本も務めた小山は「今回のテーマは“思いやり”です。この作品を見たら、蚊を殺せなくなると思います。僕はこの映画に関わって、ずいぶん蚊に刺されています。皆さんもなるべく、蚊を殺さないように、蚊から逃げてこの夏を乗り切ってください」とコメントし、会場は笑いに包まれた。
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