ミスター笑点・桂歌丸、司会復帰への執念燃やす姿が明らかに<24時間テレビリポ>

2018/08/26 19:01 配信

バラエティー

「24時間テレビ41 愛は地球を救う」で「ミスター笑点・桂歌丸が残したもの 落語への執念と幻の笑点復帰計画」が放送された(C)NTV


視聴者を驚かせたのは「一度限りの笑点 司会復帰計画」が立ち上がっていたこと。勇退から2年、新たなチームワークを築く笑点に口を出すことは一度もなかったという歌丸。

司会に復帰しようとした理由は、噺家の神髄「言葉遊び」を今の笑点に加えてほしいというものだったという。

「こういう芸なんだよ、こういうのが大喜利なんだよと」「本当の言葉遊びとしての笑点も一回やりたかったんじゃない?」と、復帰の理由を聞いていた三遊亭円楽は語った。

しかし、その「笑点復帰計画」を前に、持病の肺気腫に肺炎を併発し、2018年4月に緊急入院。呼吸器がなければ、話すどころか息をするのもままならない状態に。

「少しずつ良くなってるから、頑張ってね」とお見舞いに来て励ます円楽に、歌丸は「もうだめだ」と初めて弱音を漏らした。

円楽はだるまの目を書き入れ、裏に「復活」の文字を記し、それを見た歌丸は、はっきりとした口調でしゃれを言って応えた。

病床でも貪欲に笑いを求め、笑点復帰への執念を燃やしていた歌丸だったが「笑点復帰計画」まであと1カ月と迫った7月2日、歌丸の81年の人生の幕が下りた。

「笑点復帰計画」は幻のままとなったが、歌丸の笑点への思いはメンバーにしっかり受け継がれている。