――原作ドラマ「SUITS/スーツ」の印象は?
現在、シーズン8が放送中ということで、皆さんに愛される作品なんだろうなと思っていましたが、実際に拝見して、日本版では織田さんが演じられる主人公が色気のあるダークヒーロー的に見えるところがすてきでしたし、日本のドラマにはない要素がたくさん詰まっていて面白かったです。
また、ドラマに登場する女性たちが、格好よく描かれているところも魅力的でした。漫画や小説の原作ものを演じさせていただいたことはありますが、今回のように原作が先に映像としてあるというのは、本当に新鮮ですね。
日本版として、どうやって原作の良い部分を抽出して、私なりの“真琴”を作っていくのか、すごく難しいですね。原作ではメーガン・マークルさんが演じられていますが、それがあまりに完璧すぎて。メーガンさんは私生活まで完璧なので(笑)。でも逆に、気が引き締まって良い緊張感で撮影に臨めています。
――主演の織田裕二さんとは初共演となりますが?
まだ、読み合わせの際にお会いしただけなんですけど、厳格でストイックで緊張感のある方というイメージを持っていましたが、初対面の際にもすごくニコニコされていて、良い意味でイメージが変わりました。
――中島裕翔さんとは以来、映画「僕らのごはんは明日で待ってる」(2017年1月公開)以来の共演となりますが?
私は、今日が撮影初日で、すごく緊張していたんですが、中島さんとの共演シーンだったので、安心感がありました(笑)。撮影初日で試行錯誤していましたので、最初のシーンが一人きりではなく、中島さんと一緒のシーンで、本当に心強かったです。
――演じられる「聖澤真琴」を、どのように捉えていますか?
できる女性で自分に自信はあるものの、なかなか弁護士資格を取得できずに劣等感を抱えていて、強気で負けず嫌いだけど、どこかで一歩引いている女性です。
自分自身と比べて、負けず嫌いなところは似ているかなと思いますが、弁護士資格取得を目指すほど頭が良くて回転が速いところは全然違いますね(笑)。私自身もサバサバしている部分があるので、今回のような役柄は演じやすいかもしれません。
同じ"月9"ドラマ「コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」(2017年、フジテレビ系)の半人前な横峯あかりのイメージが皆さんの中で強いと思いますので、この作品では新たな一面を見せられたらな、と。
――パラリーガル役は、初となりますが?
これまで、さまざまな役を演じさせていただきましたが、パラリーガルは初挑戦になります。弁護士ドラマは難解な専門用語が多いイメージな上に、演じる真琴はできる女性なので、六法全書でも読もうかなと思っています(笑)。
――原作「SUITS」で、新木さんが演じる役は、今年5月にイギリス王室のヘンリー王子と結婚したメーガン・マークルさんが演じられました。
メーガンさんは女優としてもご活躍され、私生活ではイギリス王室のヘンリー王子とご結婚されたわけですから、憧れますよね。メーガンさんはご結婚されて、イギリス国民の方々にすごく愛されているので、私も愛される人になりたいなと思います。
――ドラマを楽しみにされている方々へのメッセージをどうぞ。
同じフジテレビさんの"月9"ドラマ「コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON」をご覧いただいた方にも、新しい“新木優子”をお見せできる作品になると思います。「SUITS/スーツ」は会話のテンポ感が良い作品で、中島さんが演じられる大貴と真琴の間に、ちょっとしたロマンスもあるかもしれないので、是非楽しんでいただけたらうれしいです。
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