東京パフォーマンスドール、美しい映像とリンクした近未来的ライブ開催! “圧巻×絶賛”の空間に

2018/09/02 15:10 配信

アイドル

浜崎香帆(左)&橘二葉による「BURN ME OUT」


浜崎×橘=織田信長!?


カッコイイ、ラブリーときたらそらセクシーやろ、とばかりに、続いて浜崎&橘のツーショットで「BURN ME OUT」を。

「Shapeless」収録曲の中でも人気が高く、この夏からワンマンライブのソロパートで新定番となったと言ってもいい同曲。

灼熱の炎に包まれる中でパフォーマンスするような錯覚に陥るVRならではの映像で、これまた“バンアウ”の新たな魅力が引き出されたなと思いながら…不覚にも頭の片隅には燃え盛る本能寺で最期に「敦盛」を舞い踊る織田信長の姿が浮かんでしまったのだが、それは私だけではあるまい。

いや、拙者だけか。

ゴールド&シルバーのドレスをまとう赤の流星


そこからゴールド&シルバーのドレスに衣装チェンジした脇あかり上西星来=赤の流星が登場し、「エデンの雨」へ。

オリエンタルな映像をバックに、脇の快活なボーカルに上西のポップな歌声が心地よくシンクロしたまろやかなハーモニーが印象的なツインボーカルに浸っていると、櫻井紗季をメインボーカルに、浜崎&橘の3人で傘をうまく使った振り付けが新しい「Raining」のターン。

傘の置き方すらも緻密な計算の上で位置が決められているのだろうなと見て取れる、映像との完璧なリンクがあっぱれだ。

続いて、すっかりおなじみのリーダー・高嶋による全篇英語のソロ歌唱では、7月の渋谷ワンマンに続いて「be alright...」を流麗な発音で歌い上げた。

高嶋菜七のソロ歌唱コーナー


しかもこのステージならではの工夫として、高嶋が歌う英語を翻訳した歌詞が映像として流れる“親切設計”で。生まれてこの方日本以外を知らない身にとって、これはとてもありがたい。

そして“弱い女の子じゃない”ボーカリスト・高嶋の存在感の大きさに圧倒された後は、当ステージらしい幕が下り、ほどなくしてメンバー全員が「TRICK U」の衣装に身を包んで現れ、おなじみのイスを駆使したパフォーマンスで「CATCH -Rearranged ver.-」を悩ましい表情&振り付けで歌い上げる。

イスを駆使して足を組み替えると、さすがのプロポーションというべきか、足の長さが際立って際立って…。じょにさん(上西)だけじゃなく、全員がモデルとしても活躍できそうなほど。

「SURVIVAL!!」でますます盛り上がる!


そして映像に鎖がかかるハイセンスな演出から、「TRICK U」。小悪魔に扮(ふん)し、男性たちを落とし入れる挑発的で刺激的な同曲を映像を駆使して表現すると、続く「FREEDOM」では高嶋が「みんなここから立てますか~?」のあおりで、一気に会場全員がスタンドアップ。

後のMCで「みんな立ち上がりたそうにしていたから…」と高嶋が言っていたが、まさにその通りとばかりに、平野に解き放たれたチーターのように観客も激しい動きを全開に!

メッセージ性の強いラップ詞が映像で映し出される映像で盛り上がりも最高潮に達すると、おなじみのギターをジャジャンとかき鳴らすしぐさから「SURVIVAL!!」へ。

リーダーとサブリーダーのソロが相変わらず高いレベルで安定しているなと感心するのもつかの間、「DREAM TRIGGER」ではトリガーを引くと画面に銃痕が出るというクールな演出。

とても楽しそうな顔で美女たちがトリガーを引くそのギャップもまたオツですなぁと思っていると、この夏もう5回くらい生で聴いているデビュー曲「BRAND NEW STORY」が続く。

この先、何年彼女たちのストーリーが続いていくのかは神のみぞ知ることだが、デビュー曲というのはいつの時代になろうともこの曲から変わることはない。

ただし、確実にいえるのは、デビュー当時に見せたパフォーマンスからブラッシュアップされているということ。

当ステージならではの“指で星を描く”姿もそうだし、橘のソロダンス、高嶋のヘッドロール、常に“最高を更新”し続けるTPDの6人に敬意を表したい。

そうこうするうち、あっという間に本編最後の楽曲へ。メンバーも“TPD第2章”において、大切に育てていきたい曲に挙げている「SHINY LADY」で締めくくる。

星かホタルかあるいは粉雪か、光を使った美しい星屑のようなものがTPDの周りに舞い散りながら、キレッキレのダンスにボーカル、上西の「みんなと出会えてホントに幸せ~!」の絶叫、高嶋の「皆さんありがとうございました!」のあいさつで本編の幕が下り、メモを取るおじさんの目にも光る何かが落ちたとか落ちないとか…。