宮崎駿と新人監督の“師弟”の葛藤を400日の密着ドキュメンタリーで追う!

2010/07/27 13:50 配信

芸能一般

談笑する“師匠”の宮崎駿(写真右)と“弟子”である「借りぐらしのアリエッティ」の米林宏昌監督(写真左)

現在大ヒット中のスタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」の製作の舞台裏を追ったドキュメンタリー「ジブリ 創作のヒミツ〜宮崎駿と新人監督の400日〜」(仮)が、NHK総合で8月10日(火)に放送されることが決定した。

「―アリエッティ」では、37歳の新人・米林宏昌監督が大抜てきされ、宮崎は脚本のみの参加となった。その背景には宮崎がこれまで「新たな“才能”を育ててこれなかった」という強い危機感があったからだという。ジブリ作品では、これまで何度も若手の監督が起用されてきたが、宮崎はその強いこだわりから作品作りに介入し、最後には乗っ取ってしまうことも多かった。そこで、「―アリエッティ」では、宮崎は作品作りに介入しないという強固な姿勢を決め、これまで宮崎の下でアニメーターとして活躍してきた米林監督に監督業を一任。一方、宮崎の手助けなしで映画を作りきることを任された米林監督は、圧倒的な重圧を感じながら作品作りに挑んだ。そんな、師弟の心の葛藤を400日にわたって密着する。

また、スタジオでは、CGを駆使し、“絵に命を吹き込む”といわれるジブリ映画の創作のこだわりや秘密を検証。ナビゲーターは広末涼子が務める。

そのほか、関連番組として、NHK総合では8月1日(日)に「ナウシカからアリエッティまで〜ジブリ映画のテーマソング大集合〜」を放送。「天空の城ラピュタ」('86年)の主題歌「君をのせて」など、これまでのジブリアニメの主題歌を、オリジナル歌手やほかのアーティストのカバーで紹介するほか、「―アリエッティ」のテーマ音楽を担当したフランス人ミュージシャンのセシル・コルベルが東京・増上寺で行ったコンサートの模様を公開。MCは「―アリエッティ」で声優として出演した志田未来と神木隆之介が務める。