ドラマ、映画、舞台と演者として多方面で活躍中の女優・鈴木砂羽が、舞台を初プロデュースする。ユニット名は「港.ロッ区.」。鈴木自身が観たいと思う作品を、女優、お笑い芸人、ミュージシャン、アーティスト、芸術家と主演は変われど「ロックな人」が登場するユニットだ。記念すべき第一回公演「ロックの女」の作・演出は福田転球。今作について鈴木に思いを語ってもらった。
「何かしらクリエーティブなことをしたい欲求は、実は2年前くらいから膨らんでいたんです。転球さんのユニットは以前から観ていて、とても面白く引かれていたので、2017年に赤堀雅秋さんの舞台で共演したのをキッカケに、お声がけさせていただきました」。
女優業とはまた別の視点で作品を作り上げることに興味を持ち始めていた鈴木。キャストについてはどう決めていったのだろうか。
「まず、“ロック”というキーワードと女だけの群像劇をやりたい、とだけありました。で、ロックとなるとすぐに頭に浮かんだのが、椿鬼奴さん。あとはそれぞれのキャラクターが持つ楽器とのイメージで。関谷春子さん、松之木天辺くん、ダイナマイトしゃかりきサーカスさんなど、転球さんと相談しながらキャストが次々に決まっていきました」。
舞台はかつて伝説だったロックバンドのボーカル(椿鬼奴)が雑居房に入所するところから始まる。新人にさまざまな掟を教え込む先輩女囚(新垣里沙、平田敦子、佐藤真弓、松之木天辺、関谷春子)たち。ある日、それぞれどんな罪で服役したのかを芝居仕立てで披露したりするうち、ここに音楽があればより伝わるだろうと、音楽を、バンドをやろうと提案するが…。
全編に歌がちりばめられた「アカペラロックミュージカル」、この設定は福田が構想した。
「アカペラで音楽劇をやる事は自分の集団でもよくやっているんです。女囚達のそれぞれパフォーマンス! そして女囚ロックバンドによる刑務所ライブ! 椿鬼奴のハスキーボイスはやはり必見ですよ!」と福田も自信を見せる。
公演は赤坂にて9月9日(日)まで。
「港.ロッ区.の船出、目撃しに来てください!これからも第2弾、3弾とやっていきたいので、皆さま応援よろしくお願い致します!」(鈴木)。
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