芳根京子、“石原さとみの妹”にプレッシャーも「心強いお姉ちゃんですし、大好きです!」

2018/09/02 08:00 配信

ドラマ インタビュー

和装も似合う(C)NTV


本番前に手をギュッ


――そんな大好きなお姉さんと罵倒し合うシーンもありましたが、そういうシーンの前では事前に打ち合わせのようなことはされるのですか?

初めて大きなけんかのシーンがあった第4話では、本番直前に石原さんの手を握らせていただきました。

石原さんに「握ってもいいですか?」って伺ったら、「いいよ♪」って言っていただいたので、手を握って石原さんからパワーを頂きました。

ななが姉に対して“心の底から思っている感情ではないこと”を言うシーンだったので、あの時は一回も石原さんの目に視線を合わせられなかったんです。

そのシーンの時、監督に「目を合わせられなかったんですけど」と打ち明けたら、「それでいいと思う」って監督も言ってくださって。

なながこういう言葉をお姉ちゃんに発するのは、本当は嫌だという感情もあるので、あえて石原さんの“温かさ”を感じたら、より自分がこういう言葉を発するのが苦しくなるだろうなと思って直前に手を握らせていただきました。

それがあったからこそ、あそこまでできたのかなって思っています。

――野島さんの脚本ということで一筋縄では決していきませんよね。せりふや脚本に関してはどう思われますか?

ぷーさんがホワイトボードを使うとき、とてもすてきなことを言いますよね。第1話では「自分が傷つけられた時、怒る人と哀しむ人がいます~」という話がありましたけど、なるほどと思いました。

その他にもぷーさんのホワイトボードの話はとても心に残っています。

感情がストレートではないですし、すごく伏線がたくさんあって、振り返って見るとこことここがつながっている、ということも多々あるので、細かい部分にも注目していただけたら、いろいろ見えてくるのだろうなと思います。

――そして、ななの心を鷲づかみにしてかき乱すプリンス・龍一(千葉)のキャラクターについてはいかがですか?

すごい人ですよね…(笑)。肩に付いたお花を取って、手のひらでフッってやるシーンがアドリブだったと聞いて、私の事務所にはすごい先輩がいるんだなって思いました(笑)。

これまではあまりお会いしたことがなかったんです。舞台を見に行かせてもらったことがあったのですが、うちの事務所は先輩方と現場以外であまり会わないので、千葉さんとの共演は私にとってはすごく新鮮です。

――先輩だからこその安心感もあるんじゃないですか?

そうですね。あまり今まで深くお話をしたことはなかったですけど、事務所の先輩というだけでとても心強いですし、私はすごく安心してしまいました。

千葉さんも口数が多い方ではないので、現場ではお互い無言でいることが多いんですけど(笑)、先輩だから聞けることを教えていただきました。

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