また、撮影の長かった作品が100分で上映されているこが話題に。阪本の自転車で長距離を走るシーンについて、大東が「あれは本当に走ってますからね。苦しそうなのは芝居じゃないですから」と炊きつけると、杉本監督は「パワハラじゃない!」ときっぱり。
それでも、阪本が「ちょっとだけだろうと思っていたら、『マジで走るから』って言われて…。あの(疲れている)演技は本物です。足がパンパンに晴れ上がったし、曲げるのも痛いくらいで、一生やりたくない」と訴えた。
さらに倉野尾も、大東から「(撮影したのに)使われていないところいっぱいあったな?」と話を振られると、スーパーの前でビラ配りをするシーンの撮影をしたことを打ち明けた。
作品の中で見た記憶のないシーンの存在に観客が驚く中、倉野尾は「なかなか(ビラを)受け取ってもらえず大変でした。(なのに)丸々カットですよ!」と杉本監督に不満をぶつけ、笑いを誘った。
大東は「この劇場にいる人たち(倉野尾ファン)は、きっと那須烏山に行くんです。倉野尾さんがビラを配ったスーパーを探すと思います。それだけでも(地域活性化への)エネルギーが流れていく」と笑いを混ぜつつコメント。杉本監督は「(那須烏山には)大きなスーパーは二つしかありません。どちらかに行って、店員さんに『去年の夏、ビラ配ってませんでしたか?』と聞けば分かると思います」と開き直っていた。
最後に、大東が「この映画は那須烏山だけじゃなくて、それぞれが何かを変える力を持っている、そういう時代なんだよって言いたいんだと思いますね。だから皆さんも、この映画のことをSNSなどで発信してほしいですけど、もう一回、自分の町に目を向けて、何か自分が変えられることがあるんじゃないかなって考えてほしい。絶対にあるので。気付いたやつがそれをやるべきだと思います。
だから、皆さんがそういう考えを持って、少しでも明るい未来、明るい日本になればいいなって、この映画で期待してしまいました。ぜひ、いろいろな人に伝えてほしいなと思います」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
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