「東京タワー」の設計者などに迫る! 「美の巨人たち」で4週連続特別企画を放送

2010/07/29 16:30 配信

芸能一般

内藤多仲氏が設計した「東京タワー」

テレビ東京系で毎週土曜に放送中の番組「美の巨人たち」で、夏休み特別企画“日本の建築シリーズ”を8月に4週連続で放送することが決まった。

ことし4月から放送10年目に突入した同番組は、1枚の絵や作品にスポットを当て、そこに込められたドラマや謎から、作者の人間像に迫る美術エンターテインメント番組。制作者が作品を作り上げた理由を探り、制作当時の時代背景にも迫る。

シリーズ1回目の8月7日(土)は、東京のシンボルといえる「東京タワー」を取り上げる。設計者の内藤多仲氏は、大阪の通天閣や愛知の名古屋テレビ塔など、多くの鉄塔を手掛け、「塔博士」と呼ばれた建築家。安全性に優れた設計で定評のあった内藤氏が、“世界一の高さの塔”という条件を提示され、東京タワーの設計に挑んだ。東京タワー完成までの軌跡と、秘められたエピソードを紹介する。

2回目の8月14日(土)は、国宝に指定されている長野の「松本城」を紹介。松本城は、戦国武将だった石川数正が設計を手掛け、その息子・康長が築城を手掛けた。要塞(ようさい)としての機能を持ちながら、月見のためのやぐらがあるなど、“戦国”と“太平”の2つの時代の顔を持つ城の魅力に迫っていく。

そのほか、8月21日(土)は、住宅建築の巨匠・清家清氏の最高傑作との呼び声が高い「私の家」、8月28日(土)は幕末に坂本龍馬らがひそかに通った日本最古の木造洋風建築「旧グラバー住宅」を取り上げる。