<半分、青い。>佐藤健「台本も読めなかった。悲しすぎて」和子さんとの“別れ”振り返る

2018/09/08 20:03 配信

音楽

朝ドラと“半分、青い。”を特集した「うたコン」で和子(原田知世)との共演について語った佐藤健撮影=龍田浩之

谷原章介、「この広い野原いっぱい」に感無量


律の母・和子は後半、病を患い第125回(8月24日放送)で帰らぬ人に。同回では、律が和子に、離れたところから言葉をかけられる“岐阜犬”を使って「僕は、和子さんの子どもで幸せだ」「幸せだったし、幸せだ。あなたの息子で、本当に本当によかった。大好きだ」と思いを伝えるシーンも描かれた。

佐藤は、そのシーンの撮影を振り返り「僕、台本も読めなかったですね、悲しすぎて。僕もその芝居で、できるだけ笑っていたくてニコニコしてたんですけど、自分が笑えば笑うほど寂しくて。あのシーンは悲しかったですね」としんみり。これに、和子の夫を演じた谷原も「ゆっくりと、死とか“誰かがいなくなること”が描かれていった。それが本当に悲しくて」と静かにうなずいた。

第110回(8月7日放送)では、和子と弥一が「この広い野原いっぱい」を歌うシーンが涙を誘った。谷原は「リハーサルでも本番でも1滴たりとも涙をこぼしちゃいけないと思うシーンが、和子さんと2人で歌ったシーン。あの空間すべてが愛おしかったです」と回想した。

この対談が放送されたあと、スタジオでは森山良子が、萩尾家の名シーン映像をバックに「この広い野原いっぱい」を歌い上げた。

浸り込むように歌唱を聴いていた谷原は、曲が終わると「和子さんとすごした時間、撮影したあのシーンを思い出して、胸に来るものがあって…和子さーん!僕の胸の中で和子さんは生き続けてますから」と目を潤ませた。

この日の放送を見守った視聴者からは「律とお父さんのトークと回想で思い出し泣き」「谷原さんが『わこさーん!』って叫んだのにグッときた」「谷原さんの涙目につられた…」など感動の声が上がっている。