“かえるダンス”の監修を行ったのが、ドラマの医療監修を務める杏林大学小児外科・浮山越史教授だ。
ダンスについて、浮山教授は「7月中旬にプロデューサーからお話がありました。入院の子どもでも、踊れるようにとのことでしたので、その観点からみさせていただきました。点滴をしている子は、“むち”のようになるといけないので、素早い動きをしないように、腕の回転や動きを半分にしてはどうか、との意見を出しました。車いすの子や、腕が上がらない子でも踊れるようになっていていいと思います」と解説する。
浮山教授が勤務する杏林大学病院は、総合周産期母子医療センター、高度救命救急センターであることから、小児外科では新生児外科(赤ちゃんの手術)と小児救急を中心に、手術の必要な子どもの診療を行っている。
「グッド・ドクター」では医療部分の監修を担当した浮山教授。「診察する」というセリフを、より具体的で一般の視聴者でも聞いてわかりやすいよう「聴診をして、腹部を触診する」といった言い回しに変えるなど台本上の専門知識を補完したり、出演者に具体的な動きをレクチャーするといった役割を担った。
今回制作された“かえるダンス”のコンセプトにも共鳴した浮山教授。「子どもたちが家に“かえる”との思いも込めて作られたとのことで、嬉しく思います。リズムもよく、踊りも比較的簡単で、入院している子どもたちが、楽しんで踊っていただき、笑顔がみられればいいなと思います」と思いを語る。
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