視聴率も好調な本作。その陰には、日本国内でも医師全体の0.3%しかいないといわれる“小児外科医”の存在と必要性を知ってもらいたい、というスタッフ・キャストの思いがある。
小児外科医として、日本の小児外科の現状をつぶさに見てきた浮山教授も、本作には特別な思いを抱いている。
「全国で小児外科医が子どもたちの為に、日夜働いています。決して恵まれた環境ではない中で、最新の知識を勉強し、最先端の手術の腕を磨いています。未来ある子どもたちが病気になったときに、安心して手術を受けられるように、これからも未来の小児外科医が必要です。“パーフェクト”ではない、新堂先生のような若い小児外科医を、温かい気持ちで社会が育てていっていただければと思います」(浮山教授)
いよいよドラマは最終章へ突入。今夜放送の第9話では、湊の担当患者・森下伊代(松風理咲)と、彼女が思いを寄せる滝川亮平(萩原利久)のエピソードが描かれる。
伊代が倒れ、湊は先輩医師・夏美(上野樹里)とともに伊代の姉、汐里(松井愛莉)に病状を説明することに。伊代には小腸の移植が必要だと聞いた汐里は、自分がドナーになると言い出す。
一方、伊代が密かに思いを寄せる亮平は、バスケの練習中の事故が原因で水頭症を発症し、入院中。だが、小児外科では治療法を見つけられずにいた。両下肢に麻ひもあり、歩くのは困難という状態だったが、両親の希望でそのことはまだ亮平には伝えられていなかった。高山(藤木直人)は、自分たちにできることをするだけだと、まずは水頭症の治療法を見つけるよう指示する。
そんなある日、亮平が伊代の隣の病室に移動となり、伊代は大喜び!同じ頃、ついに東郷記念病院を高齢者向け療養施設にする改革案が会議で可決され、小児外科と産婦人科の年内廃止も決定的に・・・。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)