ゆず、ドラマ「昭和元禄落語心中」新曲書き下ろし『ポップさや前向きさを手放した新たな表現を』

2018/09/10 13:00 配信

ドラマ

ドラマのために新曲「マボロシ」を書き下ろしたゆず

10月12日(金)からNHK総合で放送されるドラマ「昭和元禄落語心中」(夜10:00-10:45※初回のみ夜10:00-11:10)の主題歌が、ゆずの新曲「マボロシ」に決定した。

同作は、アニメ化もされ、若者を中心に落語ブームを巻き起こしている雲田はるこの同名漫画を原作とした濃厚なヒューマン・ドラマ。

主人公の菊比古(岡田将生)が、昭和初期に足を踏み入れた落語界を舞台に、芸の絆で結ばれた若者同士の友情、師弟や男女の情愛、嫉妬、そして、謎の死を巡るミステリーを描く。

北川悠仁は主題歌の制作にあたり「新たな自分たちの表現を目指す」


主題歌となる「マボロシ」は、今作のために書き下ろされた曲。

北川悠仁は「今回のお話をいただき、初めて原作を読ませていただきました。夜中に読み始めたところ、あっという間に物語の世界観に引き込まれて、全巻読み終わるころには朝を迎えていました。

すべての登場人物に『生と死』『愛と憎しみ』『美しさと残酷さ』がはらんでいて、“落語”という明るいテーマとは裏腹に、巻きおこる物語の激しさに、読んでいて ゾクゾクしました」と原作の魅力を語る。

さらに、「どのキャラクターも本当に個性的なので、キャストの皆さんがどのように役を演じていくのか、とても楽しみにしています」と実写化に期待を寄せる。

楽曲については「制作する上で最初に思ったことは、今までゆずが表題曲の中で表現してきたポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指すことでした。『昭和元禄落語心中』の物語が持つ闇、その中に潜む美しさを楽曲で追い求めました」と挑戦的なものになったよう。

そして、「試行錯誤の末、“マボロシ”というテーマが浮かび、このキーワードと物語に背中を押され、今までのゆずにはない、切なく幻想的な楽曲に仕上がりました。また、ゆずの核である歌も、いつも以上に可能性を模索しています」とその出来に自信を見せる。

最後に「新たな扉を開かせたくれたこの物語との出会いに、心から感謝しています」とコメントした。