人生の岐路に立つ律にとって、正人の存在はとても大きい。20年来の友人である正人は、律の心をほぐし、その奥底に閉じ込められていた声を解放する。
第135回では、「何か作りたかった。昔から」「何かして、人に喜ばれたい」という思いを引き出した。律の思いを再確認した正人は、第136回で律をさりげなくシェアオフィスに連れていき、ものづくりに情熱を捧げる人々との出会いを演出。第137回では、転職するべきかと悩む律に「やりたいように生きればいいと思うよ」と言葉をかけ、やんわりと背中を押した。
「高層ビルのはめ殺しの窓が嫌い」という律に、正人は「俺もさ、タワービルの商社から、ぼろい潰れそうな、でも老舗の今の出版社に来て、何かホッとしたの」と同意。2人は「窓が開く」ことのすばらしさに頷きあい、律の心は起業へと大きく傾いた。
ナイーブな律の心のケアも忘れない。第138回では、律の元妻・より子の再婚という律にとっての一大事を共有し、律の心のダメージ軽減に大きく貢献した。しかもその時、正人は料理中。正人の手料理を食べ、律の心はどんなにか癒されたに違いない。
「俺、思うんだけど、君はできるよ」。正人からの力強い励ましの言葉に、律は驚きつつ「嬉しい」と素直に喜ぶ。2人のやりとりに、ファンからは「正人こそ律の運命の相手なのでは」といった声まで…。
安定か、冒険かでおおいに迷う律。第138回では、そんな律に鈴愛が起業の不安定さを説こうと試みるが失敗。思いは伝わらず、鈴愛は律を怒らせてしまった。
そんな、独立起業の夢と現実が語られた第23週。第24週「風を知りたい!」では、いよいよ鈴愛と律が“そよ風の扇風機”開発に向け、新たな一歩を踏み出すことに…。気になるのは、鈴愛の母・晴(松雪泰子)の病状だ。
10日放送の第139回では、晴の入院が決まり、鈴愛は岐阜に帰省する。律にひどいことを言ってしまったと悔やむ鈴愛に、晴は意外なアドバイスをする。
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