コスプレも注目の美人ギタリスト・宮澤茉凜 “メタリカ”からの音楽ルーツ、“やなみん”神推しまでを語る!

2018/09/11 06:30 配信

アイドル アニメ インタビュー

メタリカから洋楽にハマったというLoVendoЯの美人ギタリスト・宮澤茉凜。音楽だけでなく趣味のゲームにも活動を広げ、プレイベートではコスプレ活動もする自称“闇の住人”


3人組ガールズユニット・LoVendoЯ宮澤茉凜が8月19日、東京・渋谷WWWで開催された女性ギタリストによるセッションライブ「WORLD GUITAR GIRLS COLLECTION」(WGGC)に出演した。

宮澤は19歳当時、2012年に行われたモーニング娘。田中れいなのバンドメンバーオーディションに合格し、仙台から上京。翌年ステージデビューを果たし、LoVendoЯメンバーとして活動をスタートさせた。

海外のロック&メタルバンドに明るく、大人可愛いルックスから人気を集める美人ギタリストだが、アニメ・ゲームオタクな自称“闇の住人”という一面もあり、オタオタしく喋る“残念な美人”というギャップもファンに愛されている。

そんな彼女に注目し、LoVendoЯでの5年、ルーツになった音楽、仕事にも繋げているアニメ・ゲームについて話を聞いた。

可愛いものも大好きで、カントリーガールズの梁川奈々美は神推しのアイドル


伝説のメタルバンド・メタリカとの出会いから始まったギタリストへの道


アニメ「けいおん!」の影響でギターを始めた女子は多く、今は多様なジャンルでガールズバンドが数多く生まれている。アイドルでも鈴木愛理(元℃-ute)、山本彩(NMB48)のようにエレキを握る子も数多い。そういう時代の中、宮澤のルーツとなったのは海外のレジェンドメタルバンドだった。

――元々ハードロックのジャンルにいたということは、ポップな入り方とはちょっと違いそうですね。

そういう世界を知ったのが叔父の影響で、中学の時、叔父が持っていたメタリカ(アメリカのヘヴィメタルバンド)のアルバムを聴いたのがきっかけです。すごく格好良い音に痺れて、そこから’80、’90あたりのジャンルにハマって、サークルにも入って。もっと音楽をしたいと思って専門学校に進み、オーディションにチャレンジしました。

――メタリカはジャンル的にはヘヴィメタルですが。

そうですね、最初はそういうのも分からなかったんです。でも、スラッシュメタルとかはあまり聴かなくて、メタリカは勢いより、リフのトリッキーさ、メロディアスなボーカルラインで聴かせてくれるのがすごく好きなんです。だからネオクラシカル(ヘヴィメタルのジャンルの1つ)やインギー(スウェーデンのギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンの愛称/ネオクラシカルの先駆者)が好きで、ハロウィン(ドイツのパワーメタルバンド)の方向になると自分的にはちょっと違うんですよ。それからハードロックのサウンドに流れていった感じです。

――かなり上の世代の名前が出てきますね。日本のバンド名が出てこなくて面白いです。

そうなんですよ(笑)。とにかく洋楽にハマっていたので。

「WGGC」ではMSGの往年の名曲「Captain Nemo」をソロで披露した


エレキサウンドを響かせる「WGGC」のレギュラーメンバーに


「WGGC」の始まりは女性ロッカーたちの祭典「NAONのYAON」の企画コーナー。出演バンドのギタリストが競演し、華やかかつ激しいギターサウンドを響かせたのを皮切りに、その後いくつかのロックイベントで「WGGC」コーナーが設けられ、単独のレギュラー開催を行うまでに人気を広げてきた。そこで宮澤はLoVendoЯの活動とは別の形でファンを掴んできている。

――ギターが主役のライブとあって一段と楽しそうでした。

「WGGC」に誘っていただいてから、生き生きと音楽をやれているなって感じてるんです。自分のルーツの曲を披露できる場というのが今までなかったので、ギター、洋楽ファンの前でそれを弾けるのは本当に嬉しいです。

――セッションだったこれまでと違い、今回はソロ、コラボも。ソロでは「Captain Nemo」(MSG/元スコーピオンズ、マイケル・シェンカーのグループ)を弾きましたが、選曲はどのような理由から?

まずインスト縛りだったんですよ。マイケル・シェンカーをやりたいというのが最初からあったので、「Captain Nemo」か「Into The Arena」かで迷って、リフが好きな「Captain Nemo」に決めました。

――マイケル・シェンカーというとフライングV(ギターのモデルの1つ)ですが、この日は使いませんでしたね。

いやあ、そこは迷ったんですけど、フレット(ネックにある金属板。ここに弦を押さえる)が足りなくて。「Captain Nemo」は24まで使うんですけど、私のVは22フレットまでしかなかったので断念しました。「Captain Nemo」はリフもそうだし、メロディアスな部分も大好きな曲なんです。

次回「WGGC」は10月20日に開催。宮澤はレギュラーメンバーとして出演する


――YASHIROさんとのコラボでは「Child's Anthem」(TOTO/アメリカのロックバンド)を弾きましたが、こちらは宮澤さんの選曲ですか?

YASHIROさんもTOTOが好きだったので、2人で相談して。最初はオリアンティ(オーストラリアの女性ギタリスト)のを考えてたんですけど、他の方と被っちゃったので、じゃあTOTOにしようかって。せっかくツインで弾くならって、YASHIROさんがハモをしてくれたんです。

――10月20日(土)に「WGGC」Vol.2が開催になります。次はボン・ジョヴィを弾きたいと宣言していましたね。

ボン・ジョヴィ、絶対に弾きたいんです。「Livin’ on a Prayer」が大好きで、あの曲ってみんな知ってるし、歌えるじゃないですか。次回はゲストボーカルも入るので、あのハードな曲を大団円でやりたいなっていう目標があります。

――世代の方には刺さる曲ですね。

そうなんですけど、「WGGC」って若いお客さんも多いんですよ。私を応援してくれているファンにも20代の方がいて、そういう世代に響く日本のバンド曲も弾きたいんですよね。今回、メドレーに「蝋人形の館」や「紅」のパートがあったんですけど、あれは編曲の方が入れてくれたんです。洋楽ってどうしても知ってる知らないの差が大きくなってしまうじゃないですか。だから邦楽も入れるといいんじゃないって。それに洋楽を知らなくても見に来てくれるファンもいるので、そういう人たちが「お!」ってなれる曲もできればいいなと思ってます。