チーム8の素を見せるための“ほぼライブ”<Dが語る「バッチこーい!」前編>

2018/09/13 07:30 配信

アイドル インタビュー

千葉晃嗣ディレクターが語る「AKB48チーム8のKANTO白書 バッチこーい!」の魅力とは


“ファーストリアクション”を大事に


――AKB48の番組は他にもありますが、「バッチこーい!」の特徴は何でしょう?

やっぱり“ほぼライブ”みたいな形でやっているのが一番じゃないですかね。細かいところですけど、(番組途中での)ナレーションがつかないとか、セッティングしている部分も見せながらとか。間を詰めちゃうと編集ものになっちゃうんですけど、ほぼほぼ(そのままの)尺で撮っていくので、そういうところも見せたいなって。

例え失敗をしてしまっても、その失敗も含めて全て、彼女たちの素の部分を見せようという番組にしています。ただ、生放送っぽく収録している一番の理由は、編集がすこぶる下手なだけなんですけど(笑)。

――“ほぼライブ”ならではの苦労もあると思います。

まず(カメラを)止められないですよね。スタジオで生放送みたいな撮り方をしていますが、ロケに出ても生放送みたいな撮り方をしたいと思っているんですね。“ファーストリアクション”をどれだけ大事にするのかっていうところが大事かなって思っているので。

自分が苦手だなって思っているのが、「今のは見なかった体で、もう1回」という撮り方はもちろんできるんですけど、やっぱり彼女たちの本当に見たい部分って“ファーストリアクション”かなって。

こっち(スタッフ)の失敗のせいでそれ(ファーストリアクション)を逃してしまうのが一番嫌なんです。だから、ある程度は「この動きでこうなりますよね」っていうのは想定しながら作っていますが、それが大変ですね。

それと彼女たち一人一人をちゃんと調べて、ネットの掲示板などの情報なども見つつ、どういうものがファンに引っ掛かるのかなっていうのも調べています。彼女たちにどれだけ興味を持ってできるか、というところは大変かなとは思います。でも、(苦労して)やった分だけ(メンバーが)やり返してくれるので、それはうれしいですよね。