――番組を作っている中で、いい意味、悪い意味での“誤算”ってありましたか?
「この企画はすべるな」って思ってやったのが、「バッチバチ!8(エイト)怪談」なんですけど、VTRもやばい(面白くない)し、写真もやばいし、「これどうしよう」「テレビとして成立してないな」「でも、アンケートは取っちゃったからやらないわけにいかないな」って思っていて、本当なら企画ごとボツにするんです。
だけど、「やってみよう!」と思ってやってみたら、今までにない形になったというか。全部メンバーがぼけて、拓さんがツッコミ続けるという(笑)。すごく広がったというか、新しい見せ方の定義ができたのかなって思いました。あれはうれしい誤算でしたね。
一方で、“微妙な誤算”は…よかれと思ってやったんですけど、「―クイズ!正解は8番目」は本当にメンバーから不評で(笑)。
――吉川さんが独断でランキングを決め、その8番目のメンバーを当てる企画ですね。やはりメンバー同士で順位付けするのが嫌なんでしょうか?
そうですね。言いたくないとかあると思うんですよ。「足が臭い」くらいならいいかもしれないけど、「最近調子に乗っている8番目」とか。こっちは会議で面白いと思って考えているんですけど、メンバーが乗ってこない企画に関しては、面白くないなって。
「―カラオケ“アオ”リアル」とかはメンバーが楽しんでやっているので、予想以上のものが撮れたりするんですけど、無理にやらせる企画は楽しそうじゃないなって。これはファンにも伝わっちゃうんじゃないかなって思いますね。企画としては好きなんですけど。
「8番目にかわいいのは誰?」って言っているのはいいんですけどね。言いづらい、やりづらい企画に関しては予想以上にはねなかったですよね。
――確かに2回目の「―クイズ!正解は8番目」は全く盛り上がらなかったですよね(笑)。
そうなんです。まさに言いづらいお題があったので。順位を付けるのが好きな文化があるのかなと思っていたんですけど、ちょっと乗らなかったなぁって。
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