――EXILEの活動を再開してみていかがですか?
久しぶりに人前でEXILEとしてライブをして、EXILEの曲が持つパワーや、ファンの方々の「EXILEが好き」という気持ちを、肌で感じました。これだけの活動休止期間を設けて、その間EXILEの再始動をずっと待ってくださった方が、こんなにたくさんいらっしゃるんだと感じ、グループとして届けていくべき元気や日々の活力になるような活動って意味があるんだなと改めて思いました。
今は、9月から始まるツアーに向けてリハーサルの日々です。本番が近づくにつれて、みんなの集中力も研ぎ澄まされてきています。ほぼ毎日スタジオにこもってリハーサルをしているので、季節感を味わうこともない時期を過ごしていますが(笑)。
15人体制になって、ある意味EXILEのあり方がもう変わってきています。名前はEXILEですが、まったく新しい形のエンターテインメントをお届けできるツアーになるんじゃないかと、僕自身期待に胸が膨らんでいます。
――活動休止期間を経て、変わった部分や見せたい部分はどんなところですか?
変わった部分は、自分の活動のスタンスですね。入った時は「EXILEだ! 新人としていろいろやらなきゃ」って、気負う部分がありましたが、今はいい意味であまり意識していないというか。自分の活動や仕事がグループに直接かえってくるので、そこの気負いは必要ないなって思うようになりました。メンバーも形も変わっていく中で、一人一人がEXILEであり、僕もやっている時は一人EXILEだと思っています。
だから、EXILEメンバーとしてや三代目メンバーとしてというよりは、“一人EXILE”。自分の役目を全うしている人たちで構成されていて、お互い尊敬もできる。いちいち言葉に出して言わなくても、みんなそういうふうに思っているから、それがいいグループになっていっているのかなって思いますね。それぞれがすごく自立しているし、やるべきことがはっきりしているメンバーばかりなので「僕は僕の持ち場をやります」という感じ。それが結果、EXILEや三代目の活動になっていく。
僕も一人でいろんな現場を経験させていただくことによって、色々なことを感じさせてもらえるので、そのグループの中で自分の在り方というのを考えるようになりました。やっぱり自分らしくあることが大事で、自分にしかできない活動とまではいかないですが、“自分にできる”活動はあると思いました。
EXILEは形が変わっていくものだから、「EXILEらしくいよう」という気持ちは1mmもないです(笑)。それは、自分の中でちゃんと努力して高めていくことがいつの間にかEXILEをやることに変わっていくと思うんです。「EXILE」は苗字みたいなものです。「EXILE岩田剛典」みたいな(笑)。
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