――「半分、青い。」は、ご自身にとってどんな作品になりましたか?
「半分、青い。」をやって、女優という仕事がすごく大好きになって、誰かと目を合わせてお芝居するのはすごく楽しいと思うのと同時に辛いなとも感じたこともありましたけど、すごくこのお仕事の魅力を改めて自分の中で再確認しました。
ここで一緒にやってくれた方と、また違うところでも向き合ってお芝居することができたらいいなと思いました。
――印象に残っている回はありますか?
鈴愛はよく泣いているので、泣きすぎて目の腫れが引かないというようなことがあったので、泣いてるシーンはどれも印象に残っています。
秋風先生(豊川悦司)とのお別れのシーンは、監督から「鈴愛が泣いているところに水たまりができるくらい泣いてた」といわれるくらい、床がびちょびちょになるくらい泣いていました。
物語の序盤にあった「この家は嘘つき家族や!」というシーンも、セットに入ったばかりの時に撮っているので、現場の雰囲気もまだつかめていなくて、その中で感情を爆発させるということにとても緊張していたんです。「ここでセリフを間違えたら先輩たちにもう1回やっていただかなくてはならないし…」などと思いながら考えてすごいドキドキしていました。
久々に岐阜の実家に帰ってきて天井を見たときに泣いてしまうシーンでは、「目を開けながら泣いてほしい」と言われて、今までは感情を爆発させて泣いていたところをちょっと頭で考えなきゃいけなくなって、鈴愛自身も変わってきたのを感じたりしたから泣いてるところは全部印象に残っています。
――視聴者が一番気になっている幼なじみ・律とのシーンで、好きなシーンはありますか?
最後の方にいっぱいあるんですよねぇ…(笑)。
高校時代に、律がスカートを拭いてくれるところは序盤の撮影で一番記憶に残ってます。あと、1回目の律との別れはすごく泣きました。本当に律がいなくなったら自分はどうなるのだろうと思って、カットがかかっても涙が止まらなくなるぐらいでした。
自然と健さんと距離を置いてしまって…そしたら「なんで避けるんだよ(笑)」と健さんに言われちゃうくらい。そのぐらい役に集中して演じると、見ている皆さんも胸が苦しくなるだろうなと。あのシーンは好きですね。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)