――℃-ute解散から1年以上がたちました。
ハロプロ(ハロー!プロジェクト)卒業からは女優業で頑張っていこうと決めて、本当にそれまでとは生活がガラッと変わりました。お芝居についても一から学ばなきゃと思って、いろいろなワークショップに行ってみたりとか、いろいろやってきたんですけど、私生活から人を観察してみようとか、意識が変わりました。
いろいろな人の話を聞いて、いろいろな人の価値観を知りたいなって思うようになりました。そういうのが自分の中での変化だなって思います。
アイドルの頃は、ハロプロのみんなと子供のころから一緒で、お互いに知らない部分がないってくらい同じように生活してきたんです。でも、全く違うことを経験してきた方たちの話を聞くと、人としても成長ができるような気がして皆さんと話すことが楽しいです。
――ハロプロ卒業後は舞台も積極的に出演されていますね。
舞台は生もので、毎回毎回、一公演一公演、同じせりふだとしても感じる相手のせりふの強さとか、感じるものが違ったりして、毎回発見があるものだなって、この1年でもすごく感じてきました。
卒業後に、まずは男性役から入って、次は流されやすい女の子の役、そして今回は強くて半分が機械っていう、毎回違う役をやらせていただいて、本当に役によって全然違う気持ちになっていくのが面白いと思って楽しんでいます。
――10月からはドラマ「プリティが多すぎる」(毎週木曜夜0:59-1:29、日本テレビ系)にも出演されます。ドラマと舞台の掛け持ちは大変では?
そうなんです。10月から連続ドラマにレギュラー出演させていただいています。でも、実はドラマの撮影はもう終わっています。
――ドラマと舞台の違いはどのように感じていますか?
ドラマもそれほど経験がなかったので、毎日緊張しながら撮影に行っていたんですけど、また舞台とは全然違う、その場で作り上げていく感じがドラマにはありますね。舞台のように稽古もないですし、その場で言われたことをすぐに対応していくというのが難しかったりとか、カメラがあると緊張しちゃったりとか、そういうドラマならではのことも慣れていきたいなって思いました。
舞台は、稽古でやってきた分が自信につながりますし、いつも一緒にいるみんながいるっていう安心感もある。ドラマはドラマ、舞台は舞台の特徴があって、全然違うなって思います。
――今後の目標を教えてください。
卒業してからいろいろな役をやらせていただいていますが、これからも幅広く、いろいろな役に挑戦して、自分の引き出しも増やしていきたいなって思います。今回アクションをやらせていただいたので、それが自分の武器になるように、この作品が終わった後も(アクションを)磨いていきたいなって思っています。
――では、最後に読者へメッセージをお願いします。
この作品には見に来てくれた人へのメッセージがいろいろ込められていて、私も台本を読めば読むほど気付くことがありました。一回目に見た時に気付かなかったことが二回目に気付いたり、それを分かった上で見ると、また違った感情を受けたりして、何回見ても発見がある舞台だと思います。なので、何回でも見に来ていただきたいです。
生きるか死ぬかの壮絶な魂のぶつかり合いなので、私たちも皆さんの心に響くように全力で届けていきたいなと思います。ぜひ、劇場でご覧ください。
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