――では、最後に読者へメッセージをお願いします。
倉野尾:映画出演は初めてでしたが、普通に倉野尾成美として出ています。夢というか目標を語っているシーンがあって、ちょっと恥ずかしかったんですけど(笑)、私が帰った後の(高校生)二人の言葉を聞いていると、私の発言で力を与えることができたのかなって思えたし、私も二人から映画を通してすごく学ぶことがありました。今後の活動に生かしていけたらいいなって思います。皆さんも力をもらえる映画だと思うので、ぜひ見てほしいです。
大東:何がフィクションで何がノンフィクションか、とても曖昧な映画なんですけど、そこに登場してくる人物たちの思いというのは全部本当です。一番面白かったのは、主人公の彼女が始まりと終わりとでは全然表情が違うんですよね。本当に人間って、過ごした時間でこれだけ内側も外側も変わってしまうんだなぁと思いました。
これから何かしようとしているとか、沸々としている人が、何かを踏み出す力になるんじゃないかなと思うし、そういうきっかけになってくれたらいいと思う。改めて「自分の町には何もないよ」って思っているような人にこの映画を見てもらったら、「それを見つけられるのは自分なんじゃないか」ってことに気付いてもらえるんじゃないかなと思いますね。
意外と何にでも求めている人はいて、きっとこの町の人たちはまさか自分の町が映画になるとも、山あげ祭がこんなにもみんなに見てもらえるとは思っていなかった。日本中にそんなことはいっぱいあると思うので、これをきっかけに、日本中の面白い文化をみんなが知ることのできる環境になったらいいなと思います。
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