唐沢寿明、“殺し屋”役は「どこか乾いた風が吹いているようなイメージ」

2018/09/19 07:00 配信

ドラマ インタビュー

元外科医の殺し屋・折壁嵩男を演じる唐沢寿明(C)テレビ東京


――参考にする題材がないキャラクターを演じる際は、どのように役作りしますか?

(原作を読んだ)8年前には、すでにイメージがありました。小説を読む時は、頭の中で主人公が動いているでしょ? 

それが一番正しいんです。そこから足していったら駄目になる。今回、8年前に原作を読んだ時からイメージを変えていなくて、やりたいと思ったイメージ通りに演じました。

――木村多江さんとのアクションシーンはいかがでしたか?

原作で折壁は空手をやっている設定でしたが、ドラマでは空手ではなく、激しいアクションになりました。アクション初挑戦の木村さんもとても頑張っていました。

でも、全く経験がなかったから本当に大変だったんじゃないかな。

――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?

作品はダークなものでしたが、現場の雰囲気は良かったです。ただ、和気あいあいとしていたかというと、そういう内容ではないから(笑)。

全体的に良いキャラクターの人が1人も出ていない作品なのですが、それぞれ今までにないキャラクターを演じているので、見応えがあると思います。

――テレビ東京はチャレンジングな作品が多いですが、本作を夜9時台で放送することも冒険ですよね。

若い人にも興味を持って見てもらえればいいなと思います。みんなが何かしらの闇を抱えているので、最後まで爽やかな気持ちにはならないかもしれないですが、スリリングな展開で進んでいくので、引き込まれていくと思います。

受け取り方は人それぞれなので、無の気持ちで見てもらいたいです。