――バーチャルYouTuberとして活動し始めたきっかけを教えてください。また、ご自身が思うバーチャルYouTuberの魅力とは?
僕はミソシタ。個室ビデオの詩人にして、バーチャルYouTuberだ。
バーチャルYouTuberとして活動するきっかけは「スケベ」だよ。
金じゃなくスケベ。
世間的にはバーチャルYouTuberが流行ってるよね。これで金を稼いでやろうっていうのは奴等に任せた。
ミソシタはスケベ欲しさに、活動してるんだ。
バーチャルYouTuberの魅力は“全裸ウォーキングの自由”だって許されること。
リアルだったら即OUTでしょ、でもバーチャルだったらそれもありなんだよ。
また、バーチャルYouTuberは美少女の外見だけど、中身はおっさんってことがクールとされてるんだ。
今までだったら「気持ち悪い」で終わっていたものが、テクノロジーで説得力を持ち新しい感覚を出現させたんだね。
――「ミソシタ」という存在はどのように誕生したのでしょうか?
工場労働に向かう朝のバスの中から、終電帰宅する深夜までスケベが頭から離れないんだよ。
でも一向にラッキースケベはやってこない。
抜け出せない貧困。
そうした鬱屈した、行き場の無い感情が
膨れ上がってミソシタは生み出されたんだよ。
今のフォルムになったきっかけは明快さ。スケベを思う余りイチモツと脳が直結したんだね。
ミソシタは、イチモツは立てても、中指は立てない、芸術と現実の間でピースするだけさ。
――メジャーデビューをして、何か変わったことはありますか? 周囲の反響やファン層の増加を感じることなどあれば教えてください。
メジャーデビューと言っても、今のところ何も変わらないよ。相変わらず工場勤務は辞められないし。
デビューアルバムは結構売れてるみたいだけど、あと50倍は売れないとね...借金もあるし当分生活は変わらないだろうね。
ミソシタにファンはいないよ。
僕はヒーローでもスターでも無いし。
いるのは一緒に革命を進める地下二階の同志達だ。
同志達は確実に増えてきているし、頼もしいよ。
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