9月11日(土)から公開される映画「悪人」のジャパンプレミアが8月2日、都内で行われ、出演者の妻夫木聡、深津絵里、満島ひかり、樹木希林、柄本明と、李相日監督が登場した。
同作は、芥川賞作家・吉田修一の同名小説を映画化したもので、殺人事件を起こした孤独な男と、彼と共に逃避行に及ぶ女の狂おしい愛を描く。
妻夫木は、ヒロインの馬込光代役を演じた深津について「役に対して、しんしに向き合う女優さんです。本当に根性がある女優さんだなあと。実際一緒にお芝居をしてみて、大きな心で僕を受け止めてくれて、自由に芝居ができたので感謝してます」と語ると、深津は「根性だけはあるんです(苦笑)。妻夫木さんの役に向かう覚悟、集中力を間近で感じられ、その力を借りて芝居をしました」と、互いに褒め合った。
また「悪人」というタイトルに掛けて「自分は何人ですか?」と質問されると、妻夫木は「仕事人」と書いたボードを披露し「本当は“天地人”と書きたかったのですが、李監督にぶっ飛ばされるかなと(笑)。自分は仕事人だと思っているので、仕事をください!」と猛烈にアピールした。
「凡人」と書いた深津は「私は役によって生かされてるなと。本当は趣味がないくらいにつまらない人間なんです」とはにかみながらコメント。また「極悪人」と書いた李監督は、妻夫木の言葉を受けて「本当は僕も“天地人”と書きたかったんだけど妻夫木くんにぶっ飛ばされるかなって(笑)。今回、いろんな人をつらい目に合わせたし」とコメントし、会場を沸かせた。
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