舞台はとある町の山の上、広い庭には樹木が生い茂り鬱蒼として不気味な…いや、とても昭和的な佇まいの八猪(やずま)病院。この病院の院長・八猪不二男(古田)は、人当たりの良い柔和な人物と見せかけて、実はロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体改造実験を行っていた。
そんな院長の唯一の弱点は一人娘のメイ(成海)。だが、溺愛するあまり次第にメイの人生を支配し統治下におこうとする毒親となっていた。
そんな狂気をはらんだ病院に、ある日庭の手入れに訪れる植木屋の犬塚アキラ(安田)はひょんなことからメイと出会い、恋に落ちる。
しかし不二男の監視下にあるメイは病院から出てこようとせず、じれるアキラはメイに会いに病院に忍び込み、この病院の秘密を知ってしまう。そしてアキラは、不二男からメイを助け出そうと決心をして再び病院に入り込むのだが…実は病院を安く買いたたき、全国チェーンのホテルにしてしまおうと企む女社長やらその部下やら、怪しい雰囲気を嗅ぎ取って記事にしようと入り込んだフリー記者やその娘がいっせいに湧き出てきて、病院はてんやわんやになっていく。
果たして、アキラはメイを救出して解放させることができるのか、アキラは今度こそ自分が選んだ人を幸せにすることが出来るのか?!
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