その一言に修次郎が、そして津曲自身も救われた。「お父さんみたいになりたい。強く、正直に自分の意思を持ちたい」という修次郎の言葉が跳ね返って津曲の胸に突き刺さり、津曲はすんでのところで大手メーカーに“そよ風ファン”を売り込むのを思いとどまった。
初登場時から散々“うさん臭い”と言われ続けた津曲にスポットが当たった“津曲回”に、視聴者からは大反響!盗まれてすぐに疑われる人間性に「秒で犯人特定!」「信用ないな~!」「さすが津曲!安定のクズ(笑)」といった声が上がったかと思うと、修次郎とのやりとりのあとには一転、「きょうの津曲はかっこよかった!」「我が子を思う津曲に心を打たれた」「まさか朝から津曲に泣かされるとは…」「うっかり感動しちゃった!」といった喝采の声に沸いた。
「修次郎くんにチクられたくなければ、はい脅迫です。岐阜犬を大ヒットに導いた実績のある津曲さんのお力をぜひ、お借りしたい」と律に迫られた津曲。だが、津曲にもうそんな取引は必要なかった。
「修次郎、ごめん。ここ、本当はお父さんのオフィスじゃないんだ」「お前にずっと言えなかったけど、お父さんの会社はもう潰れた」。息子の信頼を感じて強く、正直になった津曲は、3万円の“そよ風ファン”を4000個売るという人生最大のミッションを引き受け、「受けて立ちましょう!絶対に売れます、売りましょう!」と力強く宣言した。
今年7月に津曲役で有田哲平のキャスティングが発表された際には、脚本家の北川悦吏子氏が「佐藤健、中村雅俊、豊川悦司、谷原章介、斎藤工、中村倫也、間宮祥太朗、志尊淳(敬称略)などなど、イケメン祭りできてなぜ、最後の最後に、有田さんなのか?!イケメンの決定打が有田さん!」「ぜひぜひ、『半分、青い。』最終パートをとくと、ご覧ください。そこに、有田さんでなければならなかった、理由が、あります」とコメントしていた。
そして訪れた“津曲回”。うさん臭くも息子を思う気持ちは本物、という津曲を演じた有田にも「有田さん!かっこいいじゃん!」「有田が津曲そのものに見える」「有田さんの憎めない感じが津曲さんとダブる」「ダメだけど魅力的な津曲を体現した有田さん、素晴らしい」といった声が上がっている。
22日放送の第150回では、資金難で“そよ風ファン”を量産できず悩む鈴愛と律に、津曲が投資家を集めたお披露目会の開催を提案する。
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