櫻井翔「人がいっぱいいるから」と緊張!? 広瀬すずらとコメンタリー収録

2018/09/25 19:00 配信

映画

Blu-ray&DVD「ラプラスの魔女」豪華版特典のビジュアルコメンタリー収録に臨んだ櫻井翔、広瀬すず、三池崇史監督(C)2018 映画「ラプラスの魔女」製作委員会

広瀬すず、制服を着ない作品は初!?


ビジュアルコメンタリー収録は、3人が本編を見ながら、撮影の裏側を明かしたり、互いの疑問などを質問し合うなど、ここでしか聞けない貴重な映像が収録された。

本編が始まる前に、あいさつとして自己紹介を促されると、櫻井は「来年で20周年を迎える“嵐”をやっています、櫻井翔です。群馬県に生まれ落ち、東京で育ち、早36年となりました。血液型はA 型、星座は水瓶座。趣味は、冬場限定でスキーをやっています」と意表を突いたあいさつ。

三池監督からは「(あいさつって)そういう自己紹介なの!?」とツッコまれたが、次に広瀬も「静岡県出身、今年20歳になりました、広瀬すずです。好きな食べ物はニラ。最近いっぱい寝ています」と、櫻井のトーンに合わせた自己紹介で笑いを誘った。

それに観念したのか、三池監督も「監督をやっています。大阪、八尾市出身、三池崇史です」と二人に続き、さらに「八尾市の魅力大使をやっています」と告白。これには、櫻井、広瀬も「えぇ! 知らなかった」と驚きつつも、和やかなムードで撮影がスタートした。

物語は硫化水素中毒による死亡事件が発生し、櫻井演じる地球化学の専門家・青江修介教授が、事故現場の調査を行うところからはじまる。集まった警察や取材陣に調査結果を説明するシーンで、「ここ、せりふが全然言えなかった。4~5テイク撮り直しましたよね」と櫻井。「人がいっぱいいるから、なんか緊張しちゃって」と言うと、大人数の前でコンサートを行っている櫻井に対し、三池監督と広瀬から「それはないでしょ」とツッコまれた。

また、広瀬演じる羽原円華が青江教授に向かって「見た目よりバカね」と言うシーンでは、櫻井が「ここ、よく見た。テレビCMとかで使われてましたよね」と語り、「“見た目よりバカね”って言われているところを、全国のお茶の間に大量に放送されている気分は?」と三池監督から聞かれると、「そんなに見た目賢そうに見えてるんだと思って、うれしかったですよ、逆に」と笑顔。

一方、化学的な専門用語のせりふが多かった広瀬に対し、櫻井が「スラスラ言えていてすごいと思った」と称賛すると、「今までの作品で一番覚えられなかった」と苦労を明かした。広瀬にとって“初”だったこともいくつかあったようで、「初めて1回も制服を着ていない」と意外な事実を語った他、“練習モノ”ではないことも初めての経験だったと言い、三池監督から「踊らないしね(笑)」と言われると、「“かるた”取ったりもしなかったので(笑)」と返した。

本作では天候など自然現象が物語のキーとなっており、雪の積もったシーン、風のシーンなどさまざまなシチュエーションのシーンが存在。CGやスタジオで撮影しているカットもあるが、ロケのカットも多い。実際、天候の都合で撮影が遅れることもあったが、三池監督はそんな状況が「結構好き」と明かし、「地球と一緒に仕事している」と感じるという。櫻井、広瀬も感銘を受け、天候が関わるシーンになると「地球と一緒に仕事していますね!」と言うのが、合言葉になり盛り上がった。

ほか、福士、リリー・フランキー、豊川悦司など他の出演者に関するエピソードや、撮影後のプライベートの話、映画のプロモーション活動でのエピソードなども明かされている。

収録を終え、「知らなかったことをたくさん教えてもらった」と満足げの櫻井は、「これで『ラプラスの魔女』は本当の本当にオールアップですね」と締めようとしたが、監督が「1本目はね」とちゃめっ気たっぷりにとぼけたため、櫻井と広瀬が「ムムッ!」とツッコミを入れて終わった。