宝箱を巡り繰り広げられるダンスイベント「遊び箱 vol.4」

2018/09/25 15:00 配信

芸能一般

宝箱を巡り繰り広げられるダンスイベント「遊び箱 vol.4」


宝箱をめぐって繰り広げられるダンスナンバーイベント"遊び箱 vol.4"株式会社 遊が主催する発表会型ダンスイベント"遊び箱 vol.4~宝箱をゲットせよ~"が、9月22日(土)、23日(日)に浅草公会堂で開催された。

コレオグラファー(振付師)をゲスト・ピック・チャレンジの3つに分けて、他の発表会にはないような演出で楽しんでもらう本イベント。今回は"宝箱をGETせよ"のサブテーマ通り、宝箱に関連した演出とコンテンツを用意。さらに、お宝といえば海賊ということで、進行も海賊のトレジャーハンティングという世界観で繰り広げられた。

心を揺さぶるダンスナンバーはもちろんのこと、コレオグラファーの対決からお客様参加型のプレゼント企画まで、遊び箱らしいエンタメと遊び心満載のイベントをレポート。

コレオグラファーの個性が色濃く出たダンスナンバーたち


海賊のカルマライン柳原聖の前説の後にオープニングムービーが流れると、各ダンスナンバーから選抜されたダンサーによる海賊を意識したフラッグダンスでイベントがスタート。パイレーツオブカリビアンならぬパイレーツオブマチョビアンが登場したあと、そのままコレオグラファーのショーケースに繋がり、会場は大歓声に包まれる。

遊び箱Vol4オープニング


『USUSHI NUMBER』が、キャッツアイやプリキュアの曲を使ったダンスパフォーマンスでトップバッターを飾ると、『たむ NUMBER』、『入江規子 NUMBER』、『yu-zoo NUMBER』、『ゆい NUMBER』、『YOUCAN(JAZZ Ver) NUMBER』による、それぞれアプローチや表現が異なるJAZZダンスナンバーたちが繰り広げられた。

『OKATAKU NUMBER』が、シアター系のJAZZダンスで見せると、『MIKA NUMBER』が徐々にドープになっていくフィメールダンサーたちによるダンスナンバーを披露。続く『タニグチエリカ NUMBER』は、全員プロダンサーではないかと思うようなレベルの高いJAZZダンスで観客の目線を釘付けに。

そして、1部のトリを飾ったのは、7代目レジェンドに輝いたavecooの『avecoo NUMBER』が登場。女の強さとエロさを前面に押し出したJAZZFUNKで会場から大歓声を集めた!

遊び箱Vol4ダンスナンバー1


遊び箱Vol4ダンスナンバー2


2部のスタートを、ぐでたまをオマージュした『YOUCAN(HIPHOP ver) NUMBER』が盛り上げると、

『絵里 NUMBER』、『タロス NUMBER』、『渡辺謙典 NUMBER』、『manatie NUMBER』のJAZZ系ナンバーが続く。印象的なのは同じJAZZであっても見せ方やコレオグラファーの個性で作品の世界観が全く違ってくるところだろうか。こんな興味深いダンスナンバーを作れるコレオグラファーたちがいたのかという感心さえ覚えた。

遊び箱Vol4ダンスナンバー3


ここまでダンスナンバーが続いていたが、このタイミングでゲストダンサーのパイレーツオブマチョビアンが登場。安定のJ-POP&パンイチパフォーマンスを披露して会場を盛り上げる!

彼はもはや遊び箱のレギュラーと言っていいのではないだろうか。観客の反応が「待ってました!」という空気感と声援に支配されていたのが印象的だった。

興奮で荒ぶるステージを『蒼静香 NUMBER』が、神秘的な世界観のコレオグラフィーで観客の心に心地よい落ち着きをあたえると、傘を使ったエモいコレオグラフィーの『GAMI NUMBER』が、胸をグッとさせるような感動を観客に届ける。

『松GORI NUMBER』が紐を使った面白い視覚的なダンスナンバーを披露すると、ついに大トリの『yukey(ゆきテーマパーク) NUMBER』へ。

マーメイドラグーンシアター『キング・トリトンのコンサート』に使用されている楽曲を使って、海の豪華パレードをステージ上で披露。客席に出て観客を盛り上げるなど、テーマーパークダンスの醍醐味とも言えるおもてなしダンスで会場を一体化させていた。

遊び箱Vol4ダンスナンバー4


ダンス界で強烈な個性を放つあの2人が対決?!


冒頭で他の発表会にはない演出があったと紹介したが、本公演はダンスナンバーの他に『VERSUS』と銘打たれた対決コーナーが用意されていた。

海賊のカルマライン柳原聖の進行に合わせて、コレオグラファーとゲストダンサーたちがゲームで対決。勝者は宝箱に入った賞品をゲット、敗者はセンブリ茶を飲むというルールで行われた。

"ロシアンシュークリーム"や"叩いてかぶってジャンケンポン"といった昔ながらのバラエティ番組の対決ゲームから、昆虫の早食い競争というガチでエグいゲームまで、ダンス発表会としては目新しいコンテンツに、会場は観客の笑いと歓声に包まれていた。

毎公演面白い対決が続くなか、最終公演ではパイレーツオブマチョビアンとavecooの対決が実現!


互いにダンス界において圧倒的な存在感と異彩を放っている者同士の対決だけあって、名前をコールされた時点で会場からは大歓声が送られていた。

パイレーツオブマチョビアン&avecoo


こうして最高のダンスナンバー、ゲストダンサー、コレオグラファーの素が見える対決で大盛り上がりを見せた"遊び箱 vol4"しかし、遊び箱のコンテンツはこれだけではなかった。公演内容から出題される問題に回答して、コレオグラファーやゲスト、主催者から提供された豪華景品をゲットするという、お客様参加型の企画"クイズに答えて豪華景品をゲット"を実践。

コレオグラファーが一生懸命作ったダンス作品を最初から最後まで見て欲しい!何ヶ月という練習やリハーサルを頑張ってきた出演者のダンスを最初から最後まで見届けて欲しい!何よりも観にきてくれたお客様に最初から最後までイベントを楽しんでもらいたい!そんな想いが込められていたのではないだろうか。イベントに関わるすべての人に楽しんでもらいたいという想いが強く伝わるダンスイベントだった。