オーストラリアで初演してから、全世界で観客動員数が500万人を超え、興行収入230億円を突破した超人気“恐竜ライブ”「ウォーキング・ウィズ・ダイナソー ライブアリーナツアー イン ジャパン」が、7月8日の横浜公演を皮切りに日本ツアーをスタート。現在までに広島、大阪、静岡、埼玉の5都市で上演されている。
同ライブは、CGを駆使して恐竜の生態をバーチャルドキュメントとして描いたイギリスBBC制作の人気番組「WALKING WITH DINOSAURS」を、最新技術のアニマトロニクスを使ってエンターテインメントショーとして完成させたもの。古生物学者・ハクスリーの解説(日本語吹き替え公演)で、恐竜の誕生から絶滅までを10種類20体の実物大の恐竜たちの生活を見ながら学んでいく。
ショーは約2億4500万年の三畳紀から始まる。砂漠や乾いた土地が広がり、季節変化の激しい環境だった時代の後期に特異な爬虫(はちゅう)類・恐竜が誕生した。ショーの始めに登場したのは、頑丈な後ろ脚を持ち、長くしなやかな尾でバランスを取りながら俊敏に動くどう猛な二足歩行の肉食恐竜・リリエンステルヌス。待ちわびていた観客からは、恐竜のあまりのリアルさに「おー!」という感嘆の声が上がり、夢中でカメラのシャッターを切っていた。
その後のジュラ紀には、背中に並んだ板状の骨が特徴的な草食恐竜・ステゴサウルスや完全な骨格が残っている恐竜の中では最大級のブラキオサウルスが現れる。
花の咲く植物が誕生した1億4400万年前の白亜紀へ突入すると、恐竜の多様化が進み、装甲板のような皮膚を持つアンキロサウルスや史上最大級の肉食恐竜の1つ・ティラノサウルスが生まれた。映画などで最強の恐竜として描かれ、高い人気を誇るティラノサウルスの登場には、観客全員の興奮が高まり、目がくぎ付けになっていた。
なお、同ライブは今週末に名古屋、来週は福岡で公演を予定している。
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