涙が止まらない! 24時間テレビSPドラマ「みぽりんのえくぼ」

2010/08/11 22:56 配信

ドラマ 芸能一般

数度にわたるオーディションでみぽりん役を手にした木村真那月

ことしで33年目を迎える「24時間テレビ33『愛は地球を救う』」が、8月28日(土)、29日(日)に日本テレビ系で放送。その番組内で放送されるドラマスペシャル「みぽりんのえくぼ」の先行試写会が8月9日、都内の同局で行われ、みぽりんを演じた子役の木村真那月が登場した。

同作は、脳腫瘍(のうしゅよう)のため、13歳7カ月でこの世を去った“みぽりん”こと、岡田美穂さんと彼女を支える家族の姿を描いた物語。

中学の入学式の日に、教室で突然の頭痛で倒れたみぽりん(木村)は、検査の結果、脳に腫瘤(しゅりゅう)が見つかる。手術で可能な限りの腫瘤は取り除いたが、レベル4まで病気は進行しており、放射線療法と抗がん剤を用いた化学療法で治療を開始。だが、成功しても5年後の生存率は10%、最悪の場合は余命1年という宣告を受けてしまう。父・照生(長瀬智也)や母・理子(広末涼子)が見守る中、みぽりんはつらい治療でくじけそうになりながらも、毎日のように病院のベットで「絵手紙」を書き続け、次第に笑顔を取り戻していく。1日1日を精いっぱい大切に生き、最期の瞬間まで、懸命に生き抜いたみぽりんと家族の強い愛情と絆(きずな)を描く。

先行試写が始まる前に、荻野哲弘プロデューサーは今回の作品について「悲しいことよりも、彼女(みぽりん)が残した生きる意欲を描いた。試写を見て心を動かされたら、家族や周りの人たちに伝えてほしい」とコメント。

試写を終えた30人の来場者たちは、「すごく感動しました。家族の在り方を考えさせられました」、「家族っていいなと思って、早く帰りたくなりました」と涙ながらに感想を語った。

また、数度にわたるオーディションでこの役を手にした木村は「みんなで、みぽりんのことを思って作ったんで、みんなに見てもらえたらうれしい」とアピール。来場者から「長瀬さんと広末さんと現場ではどんな話をしたりしたんですか?」と聞かれると、「クイズのし合いっことか、携帯ゲームで遊んだり…2人共優しかったです」と笑顔で話し、会場を和ませた。また、将来はどんな女優になりたいかという質問には「優しくて、いろんな演技ができる女優さんになりたい」と夢を語った。