椎名は「この度は改装される好機に、主題曲をご注文くださりありがとうございます。喜び勇んでお受けしたものの、いざ取り掛かろうとしましたら、いきなりぽつねんと一人、果てしない荒野へ取り残されたような不安に苛まれました」と率直な意見を明かすも、「おそらく生きるとは、こういうことです」とコメント。
続いて「それで今回は、まさにその真っ暗な所から、見通しの利く所へたどり着くまでの道程を描くことにしました」と曲に対するコンセプトを打ち明けた。
また、「これを書くに当たっての私には、ロシアW杯における西野ジャパンの選手らの各プレーも過りました。特に、手足の長いベルギー選手らの中で堂々たるゴールを決めた乾の、肉体とその姿勢をはじめとするいろいろです。脳天から爪先まで知性を宿す彼ら皆、とにかくまぶしかった。そこに至る彼らの目にした風景を想像する過程が本作にとっては何か正当な近道に思えたのでした」と胸の内を話す。
さらに、「こうしてアイデンティティーを持ち始めた曲が、ある詩人の筆致を求めていることに、私はじき気付きました。その人物がこれまで発してきたメッセージを、この曲の中で一度、私なりに要約できないだろうかと考えたのです。そのうえ、一緒に歌ってもらえたらどんなに良いだろう、とも」と思いを吐露。
最後に「それらの結果は番組放映時、どうぞ皆さまご自身の感覚でお確かめくださいませ。林檎」とつづっている。
10月1日(月)の放送では、椎名の希望により初共演となるあるアーティストが客演で参加することが決まっている。
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