アニメ「あかねさす少女」キャストインタビューその(1)~ちくわで占う少女がもうひとりの自分にであう~

2018/09/28 18:30 配信

アニメ インタビュー

「あかねさす少女」のメインキャスト・黒沢ともよ、Lynn、東山奈央、小清水亜美、井上麻里奈にインタビュー!

各キャラクターとの共通点は?


――演じるキャラクターにはどんな印象を持っていますか? また、ご自身と似ている部分はありますか??

黒沢:明日架は、大きな喪失感を経験して、諦観を持っている女の子。今の私は、そこに実体験として共感はできないなと思います。でも、似ている部分もあります。例えば、明るくて、現代的な点。また、人の話を聞く時に防衛本能が働くこと。明日架は傷つきたくないがために防衛線を張ってしまいがちなのですが、そこは私と共通しています。

Lynn:優はラヂ研の5人の中で、1番のしっかり者かつツッコミ役。でも、それが彼女の全てかというとそうではなくて。優等生的な部分は表面的なもので、普段は押さえ込んでいる感情も実はあるんですよ。そんなこともあって、正反対な性格をした明日架のことを優は大好きなんだなと思います。同時に、明日架の面倒をみなきゃいけないという使命感も持っています。なんだか、しんどそうな生き方をしているなと感じますね(笑)。私もいい人だと思われたいと考えてしまうたちなので、共感できる部分があります。

東山:シルバーストーンという屈強そうな名前とは裏腹に、線が細くて、誰からも可愛がられるキャラクターです。ラヂ研の中では1人だけ後輩ということもあって、マスコット的存在。部員が先生から怒られることがあっても、みあだけは免除されるような特別待遇の女の子です(笑)。アフレコをして気づいたのは、意外とお調子者だということ。先輩の一歩後ろを歩き、自分から行動を起こすことはないみあですが、明日架達が悪乗りをしだすと、それにのっかって面白がります。自分と比較して似ている部分は、正義感の強いということ。でも、正義感の発露の仕方が違いますね。私は何か間違っていると思うとはっきりと言ってしまいたくなるですが、みあには奥ゆかしさがあります。

小清水:奈々を一言で言えば、ギャルです(笑)。見た目のままに、楽しいことが大好きだけど、根は優しくて、成績を落とさないようにも頑張っているマジメなところもあります。私の高校生時代は、「今の私は最強!」と思っていました(笑)。制服を着ていることで、時代の最先端を生きているという自負があったんですね。奈々からも、そんな万能感を感じます。

井上:クロエは芯がとおった女の子です。一匹狼っぽい印象で、どうやってラヂ研のメンバーに混じったのかと不思議に思っていました。でも、演じていると、協調性があって、ずっと1人でいたいというよりも、1人を楽しんでいる女の子だなと感じるようになりました。私も1人の時間を大事にする方なので、そこに似ていると思います。

見どころはちくわ!?


――間もなく放送が始まる第1話ですが、その見どころを教えてください。

黒沢:ちくわですね。明日架って、好物のちくわを使って、なぜか占いをするんです。なんでちくわなんだろう(笑)。

井上:私達ラヂ研のメンバーの他にも、物語の根幹に関わる重要人物が登場するので、そこも見逃せません。

黒沢:アフレコの思い出でいえば、一人芝居ですね。明日架ともう1人の明日架の対話のシーンがあって、ずっと1人で喋っていた印象です。スタッフさんからは、第1話以降は明日架役としての負担は少なくなると言われていたのですが、そんなこともなく……。嘘をつかれていました(笑)。

東山:もう1人の明日架は、元の世界の明日架とは全く性格が異なるし、その彼女が背負うものも重くて、ともよちゃんはマイクの前ですごく大変そうだった。

黒沢:その他に印象に残っているのは、敵キャラクターのノイジーですね。パッと見はすごく可愛いウサギなのですが、そのウサギが私達を襲ってきて。その時のフォルムが、ものすごくエグかったです(笑)。

小清水:キャラクターがいちいち濃いよね。先生が登場するのですが、そのモデルとなったのがサモ・ハン・キンポーだそうで(笑)。

井上:スタッフさんによれば、元ネタがあるキャラクターも多いみたいなので、探してみると楽しいかもしれません。

Lynn:私は、優のキャラクターですね。優等生っぽい優が、襲ってきたノイジーを「このクソウサギ」と罵倒するセリフがあって(笑)。また優のキャラクターを完全に理解する前だったので、彼女にも激しい感情があるんだなと驚きました。