<第1話>斑目(中島)は「公務員で安定している」という理由で警察官になった“さとり世代”の若手警察官。非番の日はプライベートを大切にするあまり、電車内の泥棒騒ぎを見て見ぬふりをして自分の財布がスリ(ひょっこりはん)にすられたことにも気付かないほど。
しかし、その様子が警視庁の鯨岡(稲森いずみ)の目に留まり、なぜか窃盗犯専門の捜査三課の刑事に抜てきされる。
刑事講習初日、喜ぶどころか定時に帰れなくなることに意気消沈する斑目は、バーで隣り合わせた男(遠藤)に愚痴をこぼす。
あきれる男だったが、帰り際に斑目から「煙鴉さん」と声を掛けられ、表情は一変。
煙鴉というのは煙草の香り以外一切の痕跡を残さないという伝説の大泥棒。その姿は誰にも見せたことがないはずだが、斑目はその香りから男の正体が煙鴉だと見抜いたのだ。
皇子山(中村倫也)はじめ三課の刑事たちが喉から手が出るほど捕まえたいと思っているはずの自分を、斑目は逮捕するかと思いきや、「今、オフなんで」と見向きもしない。そんな斑目に煙鴉は憤りを感じる。
翌日、斑目は“キツツキのマサ”(高橋)の張り込みに失敗し落ち込む。そこで、煙鴉は「お前にマサを捕まえさせてやる」と持ち掛ける。
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